資生堂は、クリエイティブに特化した機能をより強化するため、100パーセント出資会社として「資生堂クリエイティブ株式会社」を2022年1月に設立、始動した。
同社は、1916年に設立された資生堂意匠部をオリジンとする資生堂本社のクリエイティブ部門だったが、今回新たな別会社としてスタート。近年のデジタル化を背景とした生活者の行動、購買行動の変化に加え、デジタル広告コミュニケーションが多様化、複雑化している現状に対応していく。
また、クリエイティブの強みであるプロダクトデザインを起点とし、コミュニケーションへとつないでいく「体験デザイン」の強化を目指す。
新会社ではクリエイターが創作活動に集中できる環境を作るとのこと。年齢や勤続年数に左右されないメリハリある評価制度や、働く時間や場所の制約排除などさまざまなオプションを用意し、働き方の多様性にも対応していく。加えて外部クリエイターとのさらなる協働促進、世界中の多様な才能の採用強化を進め、ブランドを強く支える体制とする。
シンボルマーク
新しい時代の風をいっぱいに受けて、ピンと張る帆をイメージ。順風でも逆風でも前に進むように設計された帆とともに“世界のクリエイティブ”という海へ航海を始めるという意味が込められている。