ナビタイムのドラレコアプリ「AiRCAM」がAI即時画像解析で走行場所推定、より正確な位置測位可能に

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
2022/03/02 12:00

 ナビタイムジャパンの提供する、AIとARを搭載したドライブレコーダーアプリ「AiRCAM」(エアカム)にて、撮影しているドライブレコーダー映像をAIでリアルタイムに解析して走行場所を推定し、より正確な自車位置測位が可能になる。

 AiRCAMは、AIとARによって安全運転をサポートし、交通事故や交通違反の削減を目的としたドライブレコーダーアプリ。通常のドライブレコーダー機能に加え、AIを活用した走行中のリアルタイム画像解析による危険・交通違反につながる運転に対する注意喚起や、ARを活用した直観的な注意喚起で交通違反や危険な運転を抑制し、安全運転を支援する。

 同アプリでは、一時停止や急カーブ、踏切、オービスの位置を走行中のドライブレコーダー画面上にARで表示してドライバーに注意喚起をする際に、適切なタイミングで表示をするためには、正確な自車位置測位が必要だが、カーナビアプリなどとは違って、ナビゲーションをしないで利用することが多いため、ルートマッチング(GPSなどで測位した自車位置を、地図上のルートに載るように補正する技術)が働かず、カーナビでのナビゲーション中と比べると、自車位置の精度が落ちてしまうことがあった。

 そこで、画像から位置を測定するVPS(Visual Positioning System)技術を活用し、撮影中の周囲の風景が高速道路か一般道かなどをAIでリアルタイムに解析することで、自車位置測位の精度を向上。高架上の高速道路とその下の一般道など、地図上で重なり合った道路などでも、現在走行中の道路を正確に判定し、最適な自車位置表示およびARナビゲーションを行うことが可能となる。