日本テレビ放送網は、XR分野のコンテンツ制作をワンストップで提供するサービス「日テレXR」を2022年4月よりスタートした。
日本テレビでは、これまで mixta(ミクスタ)という名称で「ベストアーティスト」などの音楽番組や「24時間テレビ」のチャリティ企画を通して、タレントやスポーツ選手と一緒にいるような体験ができるAR企画を数多く展開してきた。
今後、メタバース・XR技術への注目が高まっていくことから、事業範囲をさらに拡大し、XR分野を活用したコンテンツ制作、プロトタイプ開発支援サービスをスタートする。
「日テレXR」の特徴
日テレグループならではの放送クオリティの企画演出・コンテンツ制作でB2B・B2C双方の課題解決のサポートを、次の3つのサービスで提供する。
「XRコンテンツ制作」サービス
XRを活用したプロモーションやファンサービスを企画から実施までユーザーと一緒に制作。スマホARからヘッドマウントディスプレイを使用したメタバース向けのコンテンツ制作まで対応する。
「XRプロトタイプ開発」サービス
まだ世の中に無い新しいサービスのかたちをXRのツールを使ってプロトタイピングする。ユーザーが描くコンセプトイメージをXR体験に作り上げる。
「XRオリジナルプロダクト」サービス
ARアプリ、ウェブAR、体験型のAR撮影ブースなど、日テレ独自のプロダクトを提供する。(mixta AR・mixta WebAR・mixta Shotなど)
今後は、コンテンツが将来的に「視聴」から「体験」へシフトしていくことを見据えて、コンテンツホルダーや外部XR開発会社とも連携し、ユーザーやイベント来場者の体験を最大化することで、より豊かな社会の実現を目指す。これまで日本テレビが番組制作などで培ってきたノウハウを活用し「XRの企画を行いたいが、どう進めればよいのかわからない」という企業をサポートしていくとのこと。