三菱UFJ信託銀行、情報銀行サービス「Dprime」で社会課題解決に向けた新商品共創プロジェクト始動

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2022/04/11 06:00

 三菱UFJ信託銀行は、パーソナルデータを管理・運用する情報銀行サービス「Dprime」において、個人ユーザーがデータ提供により、企業と社会課題解決に資する商品を共創するプロジェクト「Dprime Lab」を開始した。

 「Dprime Lab」とは、「Dprimeアプリ」を利用する個人ユーザーと企業がともに、社会課題解決に向けた商品・サービスを創るプロジェクト。個人ユーザーは、データ提供によりプロジェクトに参画でき、自身のデータから商品が生まれる体験ができる。企業は、同プロジェクトを通して、ユーザー視点での商品・サービスを生み出せるだけでなく、その商品・サービスが持つ社会的な意味・想いをユーザーと共有することが可能となる。

 プロジェクト第1弾は、AJB Co.による「あなたのデータと廃棄予定作物で創る新感覚クラフトビール」開発。同サービスを通じて個人ユーザーから提供される多様なデータをもとに味の調整※を行い、4種類のビールを開発だけでなく、廃棄予定作物の活用を通じて、フードロス削減にも取り組む。参画したユーザーには、抽選で試作段階のビールを届ける予定。

 また、今回の開発に関わる人に、このプロジェクトへの想いやこだわりを聞いたインタビュー動画や、商品ができるまでのプロセス動画を随時公開する。

 データをもとにした味の調整では、従来の年齢・性別といった切り口での分類ではなく、「ビール購入時に重視するポイント」「好みのアルコール度数」「フードロスへの関心度」といった豊富なデータを持つ情報銀行ならではの切り口で、個人ユーザーに最適化された味を目指すとのこと。