企業向けSNSマーケティング支援を中心としたビジネス展開をする「テテマーチ」の研究チーム「サキダチラボ」は、同社のメルマガを購読している企業(事業会社・支援会社)のTwitter担当様を対象に「Twitterの企業活用における課題と成果実感に関する調査」を実施した。同調査結果の詳細は、次のとおり。
Twitterにかけられる月次の予算はいくらぐらいか?(単一回答)
1ヵ月あたりの予算について、「1万円未満」がInstagramは36.5%に対して、Twitterは45.3%。「1-10万円未満」だとInstagramは70.1%に対して、Twitterは84.4%となり、Instagramと比べるとTwitterは低予算で運用されていることがわかった。
さらに事業会社は「1万円未満」の回答が55.3%と圧倒的に多い結果となり、事業会社のTwitter運用は、低予算で実施されている企業が多いことが見てとれる。
社内で「Twitterアカウントの運用」に関わるメンバーの人数は?(単一回答)
運用に関わる人数について、「1人以下」という回答は、Instagramの25.9%に対して、Twitterは52.8%とInstagramの約2倍に。逆に「6人以上」という回答について、Twitterは2.4%に対して、Instagramは11.0%となり、Twitterは少数で運用している企業が多いことが判明した。また事業会社は、「1〜2人」の運用者が全体の85.1%を占めることがわかった。
Twitterの運用にかけている時間は、1週間でどのくらいか?(単一回答)
運用にかける1週間あたりの時間について、「30分未満~2時間」との回答は、Instagramが29.2%、Twitterは半数を超える63.4%となり、企業はTwitterの運用にあまり多くの時間をかけていない様子である。
一方、事業会社の8.8%は「6時間~10時間以上」をTwitter運用にかけていると回答していることから、少数ではあるがTwitter運用に力を入れている企業もあることがうかがえた。
Twitterアカウントを運用に際し、目標設定や注力している指標は?(複数回答)
「フォロワー数」が最多の61.5%。次いで「投稿のエンゲージメント率」が36.6%、「投稿のいいね数」と「投稿のインプレッション数」が29.8%となった。
Twitterがビジネスにおける「成果」に貢献している実感はあるか?
Twitterが自社のビジネスに貢献している度合いについて、11段階評価で、0の「実感なし」が19.8%。10の「実感あり」は2.5%となり、ビジネスとしてTwitterをうまく活用できていない企業が多いことがわかった。
Twitter運用上の課題として、当てはまるものはどれか?(複数回答)
「ノウハウや知識が不足している」が64.9%と課題意識がもっとも大きい。次いで「兼業状態でTwitterだけに集中できない」が54.4%、「データ分析や考察ができていない」が44.7%となった。
また事業会社では「人手が足りない」が42.1%、「時間がない」が41.2%と高い数値となった。
Twitterに関する調査概要
- 表題:Twitter活⽤実態レポート〜Twitterの企業活⽤における課題と成果実感〜
- 調査対象:テテマーチのメルマガを購読している企業のTwitter担当者
- 調査方法:インターネット調査
- 調査期間:2022年2月28日 〜 2022年3月11日
- 調査人数:161名
- 調査エリア:全国
Instagramに関する調査概要
- 表題: Instagram活用実態レポート〜Instagram活用における課題と成果実感〜
- 調査対象:Instagram分析ツール「SINIS(サイニス)」を利用中の企業
- 調査方法:インターネット調査
- 調査期間:2021年12月21日〜2022年1月27日
- 調査人数:274名
- 調査エリア:全国