中古・リノベーションマンションの流通プラットフォーム「カウカモ」を提供するツクルバは、家具のサブスクリプションサービスを運営をするsubsclifeに2019年8月末に出資を行い、業務提携に向けた覚書を締結した。今回の出資は2019年7月のツクルバ上場後、初の出資となる。
今後は出資活動を通じて、資本面でのサポートだけではなく、ツクルバのさまざまなアセットを活用し、出資先企業のサービス成長の支援や、同社の既存事業とのシナジー創出を目指す。
家具サブスク企業に出資 今後も出資を通じた成長戦略を目指す
ツクルバは2019年8月末にsubsclife社に出資を行い、業務提携の覚書を締結した。subsclife社は従来の「家具は所有をするモノ」という概念を壊し、2018年3月のβ版ローンチを経て、2018年9月から家具のサブスクリプションサービスを提供。家具メーカーやリース会社との提携で事業基盤を固めている。
今回、ツクルバとして上場後初の出資案件となる。ツクルバの成長戦略として、既存事業の企画・運営にとどまらず、今後は出資活動を通じた出資先企業とのシナジー創出を行うことで、飛躍的な成長と社会的価値の創出を目指す方針。
業務提携でカウカモユーザーなどに向けたサービス開発へ
ツクルバとsubsclife社ともに、社会やユーザーに対してより良い「場」を提供したいという想いから今回の出資が実現し、業務提携の覚書を締結した。
カウカモやco-baといったサービスを運営するなかで日々エンドユーザーと向き合い、そのニーズを熟知することで得られるインサイトをもとに、subsclife社のサービス成長へ寄与できるものと考えている。
また、今後はさらなる連携に基づき、カウカモユーザーに向けての家具サブスクリプションサービスの共同開発などの取り組みも視野に入れている。
ツクルバは、今後も住まい領域でのサービスを提供する企業を中心に、資本面での支援を行う予定。また、業務提携も並行して進めることで、ツクルバのユーザーに提供する価値の最大化を図り、サービス拡大を狙うと同時に、ツクルバのユーザー基盤などを活用した出資先の事業拡大支援も積極的に行っていく。