東京都と東京都歴史文化財団は、デジタルテクノロジーの活用を通じて、人々の創造性を社会に発揮するための活動拠点「シビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT]」を渋谷に開設した。
世界のアートシーンでは、デジタルテクノロジーの活用が表現の可能性を広げている。CCBTは、アート&テクノロジーを原動力として、イノベーションを生み出し、東京を世界から選ばれる文化都市へと進化させる。
CCBTは、ラボやスタジオなどのスペースを備え、4つのコアプログラム[CCBT Meetup][アート×テックラボ][アート・インキュベーション][未来提案型キャンプ]を中心に、アート、テクノロジー、デザインをテーマにさまざまなプログラムを開催していく。アーティストやクリエイターをはじめ、あらゆる人々が創造性「シビック・クリエイティブ」を発揮するためのきっかけを生み出していく。
シビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT]は、デジタルテクノロジーの活用を通じて、人々の創造性を社会に発揮する(シビック・クリエイティブ)ための創造拠点。「発見・共創・開発・連携」の4つのミッションにもとづき、東京からイノベーションを生み出していく原動力となる。
CCBTのミッション
- 発見|Inspire:アート&テクノロジーに出会い、創造的に生きるための学びの場をつくる。
- 共創|Co-Creation:多様な人々が協働して未来の東京について考え、これからの社会を共にデザインする。
- 開発|Incubate:アーティストやクリエイターをパートナーに迎え、新たなアート表現を創造、発信する。
- 連携|Network:街や人がつながり、国内外でのネットワークを形成し、デジタルクリエイティブの拠点を作り出す。
施設概要
CCBTの各スペースは稼働壁で仕切られているため、利用の目的に合わせてフレキシブルに空間を設定することができる。スタジオでの作品展示、テックラボにおける創作活動やワークショップ、オープンスペースでのレクチャーなど多様なプログラム展開に対応する。
CCBTでスタートするコアプログラム
CCBTは、アート、テクノロジー、デザインをテーマにしたさまざまなプログラムを通じ、参加する人々すべてが創造性を発揮する、広く開かれたプラットフォームを目指す。コアプログラムを中心に、アーティストやクリエイターはもちろんのこと、あらゆる人々が創造性を発揮するためのきっかけとなることを目指す。
コアプログラム
- CCBT Meetup:アート、テクノロジー、デザインの多様なトピックを学ぶトークイベントやレクチャー、コミュニティ形成
- アート・インキュベーション:CCBTのパートナーとなるアーティストの企画を公募する、国内最大規模のアーティスト・フェロー制度
- アート×テックラボ:デジタルファブリケーション機器を活用し、アート&テクノロジーを実践的に学ぶワークショップ
- 未来提案型キャンプ:アーティストやエンジニア、研究者、市民が、アート&テクノロジーを学び、社会課題に取り組むキャンプ