スプラッシュトップ、GPUハイスペックPCの環境をサポートするパフォーマンスパックをリリース

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2022/11/09 16:00

 サンノゼに本社を置く、リモートアクセスなどの次世代リモートコンピューティングソフトウェアを開発するSplashtop Inc.は、クリエイター向けのパフォーマンス強化機能を日本国内でSplashtop Business Pro、Splashtop Enterprise Cloudの全ユーザーに対して標準搭載すると発表した。 新たなパフォーマンス機能は、NVIDIA 社GPUハードウェアアクセラレーションに対応、フレームレートを最大60 FPSに引き上げ、レイテンシーを抑えることで、業種を問わず、GPUハイスペックPCのリモート環境で作業を行うデジタルクリエイターをサポートする。

 ゲーム開発者や動画編集者、3Dデザイナー、アニメーターなどのクリエイターは、大容量の共用ストレージやペタバイト級の映像を必要とするが、映像の容量が大きすぎてアップロードできなかったり、オンプレミス・コンピューティングが必要になったりすることもある。

 クリエイター以外のリモートワーカーやハイブリッドワーカーの場合には、リモートでの仕事に高性能の処理能力を備えたコンピュータは必要ないが、クリエイターは、快適に共同作業や音声と映像の同期ができ、迅速な作業が進められる高性能のリモートツールを必要とする。

 同社は多額の資金を投入し、リモートアクセスソリューションのパフォーマンス機能を強化した。リモート環境でシームレスに動画編集、アニメーション、3Dデザイン、CADなどのリソース集約型ソフトウェアに動作の遅延なくリアルタイムでアクセスし、管理することを可能に。自宅からアクセスするために追加でソフトウェアライセンスを購入したり、ITインフラを整備したりする必要はない。

 『Splashtop Business Pro』『Splashtop Enterprise Cloud』の新たなパフォーマンス機能は、次のとおり。

  • FPSの向上:フレームレートを最大60 FPSに引き上げ
  • レイテンシーの最小化:レイテンシーを自動的に最小化
  • FPS制限機能により帯域コントロールが可能
  • YUV444対応により色の明確さと精度が向上(Splashtop Enterprise Cloudのみ)
  • パフォーマンス表示:フレーム毎秒(FPS)やビット毎秒(BPS)などを表示しリアルタイムにパフォーマンス状況が確認可能
図1…自宅などのリモートアクセス元PCのアプリで作業内容によってパフォーマンスの調整が可能
自宅などのリモートアクセス元PCのアプリで作業内容によってパフォーマンスの調整が可能。
図2…自宅などのリモートアクセス元PCのパフォーマンスステイタス状況の確認が可能
自宅などのリモートアクセス元PCのパフォーマンスステイタス状況の確認が可能。
図3…YUV444色空間の使用により高画質を実現
YUV444色空間の使用により高画質を実現。
図4…クライアントから制限されたストリーマーに接続する際に「超高」を選択しても、選択できないように制限。
クライアントから制限されたストリーマーに接続する際に「超高」を選択しても、選択できないように制限。