システムファイブは、中国YoloLiv(ヨーローライブ)社の正規国内販売代理店として小型の縦型ライブストリーミングエンコーダー「Instream」(インストリーム)の国内出荷を開始した。
Instreamはビデオエンコーダー、モニター、レコーダー、スイッチャーの機能を1台に集約した縦型配信向けのライブストリーミングデバイス。マルチカム、グラフィックオーバーレイ、ピクチャーインピクチャー、クロマキー、オーディオミキサーなどの機能を搭載し、これまではスマートフォンやタブレット1台での配信が一般的だったInstagramやTikTokなどでより高品質な縦型動画のライブ配信が可能となる。
ビデオグラファー、クリエイター、インフルエンサー、ストーリーテラーにプロフェッショナルな機能を提供することで、より魅力的なコンテンツの作成をサポートし、InstagramやTikTokなどへの活用も容易に対応できる。
重量わずか600gの本体には、600nitsの高輝度7インチタッチスクリーンディスプレイを搭載。入力は2系統のHDMI入力と1系統のUSB Type A入力をひとつ備え、UVC(USB Video Class)対応製品のほとんどが入力可能。H.264コーデックで480p/720p/1080p(最大60fps)の好みの入力解像度をサポートする。HDMI出力を利用してHDMI入力搭載機器にストリームを表示することができる。
オーディオ系統はマイクレベル、ラインの2入力を備えるほか、モニター用に独立したヘッドフォン・オーディオ出力を備える。
内蔵のSDカードスロットを使って、最大1TBまでのSDカードにストリームをH.264で直接録画することができる。USBメモリー、HDDなどのUSBストレージも使用可能となっている。
同製品の主な特徴は次のとおり。
- エンコーダー、モニター、レコーダー、スイッチャー機能を1台に集約
- Android OS&7インチタッチスクリーンによる直感的な操作が可能
- バッテリー駆動のデバイスでイーサネット、Wi-Fi、4G LTEによるストリーミングが可能
- 最大1080p60でストリーミング、H.264をサポート
- HDMI入力×2、USB入力×1、SDカードスロット×1、マイク入力、ライン入力を搭載
- モニター用のHDMI出力、3.5mmヘッドフォンジャックを搭載
- ローワーサード(テロップ)/グラフィックオーバーレイ/カウントダウン機能搭載
- ピクチャーインピクチャー、トランジションエフェクト、クロマキー内蔵
- 配信にテロップやロゴ、画像の追加が可能
- QualComm社製SnapDragon CPU、8コアプロセッサーを搭載
パワフルなCPUを使用
InstreamのCPUは8コアプロセッサー QualComm SnapDragon 845を採用。YoloBox ProやYoloBox Miniと比較しても、よりパワフルな動作を可能にした。
タッチスクリーンによる直観的な操作
タッチスクリーンインターフェイスを搭載。直観的な操作で配信と各種コントロールが可能。
豊富な機能
スイッチャーとしての機能を有し、グラフィックレイヤーだけでなくピクチャーインピクチャーのテンプレートも豊富に用意。エンコーダーを内蔵しているので、ライブストリーミングデバイスとしての利用だけでなくレコーダーとしてSDカードへの録画機能も利用可能。
レイヤー機能
ロゴ/ウォーターマーク/ロールキャプションの追加が可能。ライブ配信のブランディングをサポート。カスタマイズされたPiPオプションにより、配信にオリジナリティのある外観をもたらす。
コメントオーバーレイ機能で視聴者とのリアルタイムコミュニケーションが可能で、内蔵のローワーサーズとアニメーションカウントダウンテンプレートは編集・追加が可能。RJ45(Ethernet)ポート、Wi-Fi、nanoSIMの利用によるインターネット接続が可能。
主要なストリーミングプラットフォームに対応
InstagramやTikTokなどの主要なストリーミングプラットフォームと直接連携しており、ソーシャルアカウントにログインするだけでストリーミング配信が可能。
v1.1.0のアップデートによりZOOMも対応できるように。ZOOMアプリはInstreamに追加されている。容易な操作でログインとライブができ、縦型のビデオで参加者と会話できる。将来のアップデートでは、Facebookにも対応予定となっている。※YouTube Liveへの対応は未定。
SDカードやUSBストレージから読み込みが可能
SDカードスロットを利用して、メディアに記録されたイントロ、カウントダウン、Bロール、スペシャルセグメントなどのあらかじめ収録した内容の読み込みが可能。
約2時間のバッテリー連続駆動
内蔵バッテリーで約2時間の連続ライブ配信が可能。充電はUSB Type-Cを使用する。