ピースオブケイク、noteのグロース戦略顧問にメルカリのデータアナリスト・樫田光氏が就任

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2019/10/16 11:50

 noteのグロース戦略顧問として、メルカリのデータアナリストである樫田光氏が就任した。noteが大切にしている世界観を守りながら、データにもとづいた精度の高いグロース戦略で成長を加速させていく。

 2019年9月にMAUが2,000万を突破するなど、拡大をつづけるnoteのデータを活用し、「クリエイターのコンテンツを読まれるべき人に広く届ける」「新しいクリエイターにnoteを使ってもらう」ため、経営から一気通貫したさまざまな取り組みを行っていく。

 ピースオブケイクは、コンピュータ系の出版社で雑誌を、ビジネス系の出版社で書籍を編集してきた加藤貞顕氏が立ち上げた会社で、2011年の創業以来「コンテンツ、テクノロジー、デザイン」を軸に経営をしてきた。

 2017年10月にCXOとしてUI/UXデザイナーの深津氏が加わり、デザイン経営をさらに加速。徹底した顧客志向でプロダクトの開発やカイゼンを推進してきた。2018年6月にはTHE GUILDの安藤氏、渡邉氏に協力を仰いで「データ分析チーム」を発足し、クリエイティブ主導のアイデアを仮説検証、効果測定するためにデータを活用してきた。毎週定例で行っている「データミーティング」やプロダクト開発の指針を決める「カイゼン会議」には、CEOの加藤氏、CXOの深津氏が参加している。

 今回、メルカリでデータをもとにした事業戦略立案の経験を持つ樫田氏をグロース戦略顧問として迎えた。ピースオブケイクが従来から強みにしてきたクリエイティブやデザイン志向に、データを元にしたインサイトを統合しプロダクト開発や経営の精度を高めていく。

樫田光氏のコメント

仕事として関わる前からnoteというサービスが大好きでした。そしていまは、このサービスと世界観を作り続けているnoteチームと一緒にする仕事が大好きです。この素晴らしいサービスとチームのために働けることをとても幸せに思います。

一般的に「サービスのグロース」と「ユーザ体験」は一種のトレードオフの関係にあると捉えられがちですが、noteでは、その両立かついずれも高い水準での実現が可能だと証明していきます。

ピースオブケイク CXO・深津貴之氏のコメント

定性的な情報と定量的な分析は、車輪の両輪です。どちらか片方だけではなりたちません。このたび樫田さんがジョインしてくれることで、両者のバランスがより次の段階に進むことを確信しています。数字を軽んじず、さりとて数字にとらわれず。比翼の鳥、連理の枝のごとく、密な連携をとっていければと思います。

ピースオブケイク CEO・加藤貞顕氏のコメント

これまでピースオブケイクは、コンテンツとテクノロジーとデザインを軸にサービスをつくりあげてきました。また、その3つを統合する基盤として、データの活用にも力を入れています。今回、経験豊富な樫田さんが加わってくださることで、事業のあらゆるプロセスとさまざまな指標、そしてチーム全体の知見をなめらかにつないで、noteを次のステージに進めることができると思っています。ご期待ください。