自由視点映像およびマルチアングル映像の撮影から配信が可能なシステム「SwipeVideo」を開発提供するAMATELUSは、三菱UFJ信託銀行を引受先とする第三者割当増資により、4.1億円の資金調達を実施した。
リーディングカンパニーとして新市場の開拓と、既存市場の拡大に挑戦
AMATELUSが開発するSwipeVideoは、自由視点映像およびマルチアングル映像の撮影、生成、配信を一気通貫で出来る独自開発した特許技術。2017年から本格的に開発をスタートさせ、2020年から本格的な事業展開を開始した。導入企業の「売上UP」や「コスト削減」「PR」などの用途として活用されている。
市場からの引き合いも順調に増えてきたため、今後メタバースの普及において期待される自由視点映像市場およびマルチアングル映像配信市場の拡大を見通し、大企業とのシステム連携や、一般ユーザーへのシステム開放に向け、開発体制をメインに社内組織を強化する貯め、資金調達を実施するに至った。
SwipeVideo事業は、技術教育業界で教材として活用されたのがスタートで「習熟度向上」「学習成果向上」「コロナ禍でのオンライン教材」「インプット効率化」「アクティブラーニング」などの課題に対して寄与し、現在でも専門学校や私立高校、国立大学などでの導入が進んでいる。そして、コロナで大ダメージを受けたエンタメ業界では「コロナ禍でのオンライン配信」に寄与し、有料配信ビジネスとしての活用が毎年200%以上増で進んできた。
スポーツ業界でもエンタメ業界同様に「コロナ禍でのオンライン配信」を起点に有料配信ビジネスでの導入が進む一方、「チーム内分析」や「競技者の技術力向上」のための動画ツールとしての利用拡大も進んでいる。
今回の引受先である三菱UFJ信託銀行とAMATELUSは、2022年4月に業務提携を締結した背景があり、AMATELUSの事業進捗に期待し事業拡大のスピードアップを目的として、今回出資を行った。
今後は本格的にグローバル市場へ展開するタイミングもうかがいながら、国内市場の開拓拡大を進めていく考え。