縦型動画のクリエイター集団・OASIZがシードラウンドの資金調達実施 用途はコミュニティ開発/運営を予定

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2022/11/30 07:00

 TikTokを中心とした縦型動画に特化したクリエイティブ制作を行うOASIZは、島田亨氏、KSK Angel Fund LLC、株式会社RiskTaker、菅原健一氏、石井玲緒氏、ほか個人投資家数名を引受先とした第三者割当増資などを実施し総額約2,100万円の資金調達を行った。

なお、資金の用途は、おもにTikTokクリエイターコミュニティの開発・運営を予定。誰もがクリエイターになれるこの時代に、クリエイターが対等に評価され、報酬を受け取ることができ、思いのままに活動の幅を広げられるよう、クリエイターたちとOASIZが互いに支援し合えるコミュニティを目指す。

投資家からのコメント(一部)

島田亨氏

TikTokマーケティングの重要性は高まり、多くの企業でも採用を検討する動きが多く見られます。最適なマーケティング手法の違いが世代間で顕著になり、コミュニケーションの違いによる隔たりさえ生まれてきた事を感じる時代となりました。そんな時に江藤さんに出会い、彼のTikTokマーケティングの深い経験と、彼自身のキャラクターは、世代を、そして、国境を超えて信頼され、業界を牽引する力があると感じ、この度の投資を決意しました。勢いそのままに突き進んでくださることを期待しています。

KSK Angel Fund LLC 本田圭佑氏

今回OASIZに出資した理由はTikTokをメインに戦っていることと、代表の江藤さんがTikTok のアルゴリズムをかなり詳しかったこと、さらには実際に有名なスポーツチームなどのアカウントを運用して実績を出しているところなどです。今はW杯でカタールにいますが、個人だけでなくスポーツチームも上手くSNSを活用し始めてるなという印象を受けるので、タイミングもピッタリだと思います。

菅原健一氏

テクノロジーとプラットフォームの中心地アメリカ、シリコンバレーではなく中国からTikTokが出てきて世界中の人が使うようになったのは驚きました。そしてコンテンツの作り方も永遠に来なかった動画元年を待ち侘びていた世代からするとガラッと変わりました。そう、今のスタンダードを作るのはZ世代です。今後単なる広告からコンテンツのような広告に移る時その道案内をしてくれるのは若い世代だと思い今回の出資を決めました。今の広告にはない消費者とエンゲージする広告が生まれて育つのを楽しみにしています。

株式会社OASIZ 代表取締役社長 江藤優氏のコメント

これまで、ByteDance株式会社での経験やさまざまなTikTok公式アカウントの運用をさせていただき、誰もが創造し、表現できるクリエイター時代が今ここで始まっていると感じた一方で、クリエイターたちが不利益を被っているという話を多く耳にしました。そこで、TikTokのトップクリエイターのひとりであるRyuTricksと立ち上げたのが、最強クリエイター集団「株式会社OASIZ」です。「クリエイターの社会的価値を上げる」をミッションに、クリエイターが対等に評価され、その価値を享受できるクリエイター時代を切り拓いていきます。

今回の資金調達では、投資家の皆様(仲間)をお迎えすることで、Z世代である私たちだけでなく“世代を超えて”、また、より“確かなもの”として、さまざまな人と繋がりながら時代を作っていくことを第一の目的とし、実際にはTikTokのトップクリエイターコミュニティの開発、運営の資金とさせていただく予定です。

ビジネス面で少し難しいと不安を感じているクリエイターと、TikTokは少し難しいと遠くに感じているビジネスマンを繋げ、日本のTikTok・ショートムービー業界を盛り上げていき、僕らがスタンダードを作っていきます。見ていてください。