Fortnite上にメタバース空間を制作するNEIGHBORは、新規投資家を引受先としたJ-KISS型新株予約権の発行により資金調達を実施したことを発表した。NEIGHBORはこの資金をもとに、グローバルで戦えるメタバース制作チームをつくる。
Fortniteに特化したメタバース制作を行うNEIGHBORは、Fortniteのクリエイティブ機能を使って都市のメタバース化や、オリジナルゲームを開発している。世界トップレベルのクリエイターと提携し、大規模開発に対応できる法人向けFortniteクリエイティブスタジオである。7月にローンチしたメタバース「AI ロケスタくん」はグローバルで来場者数100万人を突破。Z世代を中心に広がりを見せる新しい生活様式である「ネットワーク上での共同消費」をフォートナイトのメタバースに形成する。
資金調達概要
目的
事業拡大のための人材獲得など組織強化。クリエイター支援。オリジナルメタバース空間の開発などのため。プロダクト開発、採用・組織体制の強化。
調達方法
J-KISS型新株予約権
引受先
- 京都芸術大学Art&Bizファンド
- 01Booster Capital
- 伊藤将雄氏(ユーザーローカル 代表取締役)
- 漆原茂氏
- 成田修造氏(クラウドワークス 取締役執行役員 兼 CINO)
- 古川健介氏(けんすう)氏(アル代表取締役)
CEO ノトフ(川本)氏よりコメント
メタバースがバズワードになって日本でも広がりをみせています。海外では『フォートナイト』などのゲーム系メタバースが非常に人気が高く、企業の利用も増加しています。そんな中での日本の立ち位置としてはフォートナイトのコンテンツを制作するクリエイターが、世界トップクラスの実力を持っている強みがあります。NEIGHBORでは、日本が誇るクリエイターと共にコンテンツと制作技術でグローバルに勝負していきます。
投資家からのコメント
京都芸術大学 Art & Biz ファンド 無限責任組合員 株式会社クロステック・マネジメント代表取締役 北村誠氏
今後発展が期待されるメタバースの領域において、独自のプラットフォームとして立ち上げるのではなく、Fortniteというプラットフォームの上に価値あるコンテンツを生み出そうとする株式会社NEIGHBORさんの取り組みに共感をしています。日本には優れたクリエイターが多数存在しています。そのクリエイターが思いきり活動し、創造的なチャレンジを繰り返し行える環境づくりが、次の時代のクリエイターを育てることにつながります。日本最大の芸術大学を冠とする本ファンドとしても、そうしたクリエイターの人材育成とチャレンジの環境づくりを株式会社NEIGHBORさんと一緒にできることを楽しみにしています。
01Booster Capital 取締役&パートナー 浜宮真輔氏
NEIGHBORさんが作ったコンテンツを初めて観たときに、そのクオリティに驚きを覚えました。成長を続けるFortniteの技術を活用し、様々なゲームやメタバース空間の制作し、より多くの人を笑顔にする機会にご一緒できることをとても嬉しく思います。言語の壁を超える領域として、NEIGHBORに集うクリエイターがGo Globalへ展開していくことを応援していきます。
成田修造氏(株式会社クラウドワークス 取締役執行役員 兼 CINO)
メタバースという捉えどころのないバズワードを現実的にビジネスにとし込む姿勢とプラットフォーム選択の戦略性、そしてIP開発力を活かして、この市場のキープレイヤーに成長してほしいなーと思っています!ノトフさんならきっといける!いやいけなくてもいいけど、とにかく挑戦を応援します!
古川健介氏(けんすう)氏 アル株式会社 代表取締役
僕がアイコンで使っているオリジナルキャラクターのロケスタくんのマップを作ってもらったところ、100万回もプレイされました。クオリティにもびっくりしたんですが、知名度が全くないキャラクターの面でもすぐに100万回もプレイされるというフォートナイト自体の可能性に衝撃を受けています。
日本のクリエイターのレベルも高く、かつ非言語でグローバルにいける可能性があるので、すごく期待しています。