フォレストデジタルは、帯広信用金庫 浦幌支店、北海道信用保証協会、日本政策金融公庫の3社によるデットファイナンスをクローズし、合計7,000万円(2022年、2023年累計)の資金調達を実施したことを発表した。空間型VR「uralaa(うらら)」の開発・販売促進および採用も強化していく。
今回の資金調達の概要
スタートアップのデットファイナンスが進むなかで、同社は創設3年で、シードラウンドをエクイティではなくデットファイナンスで調達を実現。財務実績や将来性を踏まえた信用力が評価され、創業期のスタートアップ企業の運転資金に対し、事業の今後の展開を見据えた相応の資金支援が行われた。
- 資金調達額:7000万円(本年に5,000万円、2023年に2,000万円のデットファイナンスを予定)
- 融資機関:帯広信用金庫 浦幌支店、北海道信用保証協会、日本政策金融公庫
背景と目的
同社は2019年11月に北海道十勝郡浦幌町で創業したスタートアップ企業。2020年12月に浦幌町に第1号の没入自然空間uralaa park urahoro(うららパーク浦幌)をオープン、翌年6月に羽田空港第一ターミナル内にuralaa park haneda(うららパーク羽田)をオープンするなど現在国内7箇所に常設施設を設置している。また、本年7月には富士フイルムグループとの販売パートナーシップ契約を締結し、同社グループのネットワークを活かしuralaaの販売活動を推進している。
今回のシード資金は、国内での着実なトラクションを積み重ねるための体制・型化構築、販売パートナーとのアライアンス構築、システム開発への投資に用いる。