主婦の友インフォス(以下、インフォス)は、イマジカデジタルスケープのImageworks部から、アニメーション制作事業の一部およびデジタルコミック・WEBTOON制作部門を2023年4月に事業譲受することを発表した。エンターテイメント分野とアニメーションに特化した両社の強みを生かして、自社レーベルの原作はもちろん、グループ内外の原作IPをコミカライズ・映像化までワンストップで制作するStudio機能の構築を目指す。
インフォスはエンターテインメント出版をベースに、「ヒーロー文庫」などライトノベルのストーリー原作をもとにしたメディアミックス事業や、「声優グランプリ」「S Cawaii!」など雑誌によるファンダム事業などを展開。一方、Imageworksはアニメーション、アミューズメントの分野において、多くの企業のクリエイティブパートナーとして事業展開をしてきた。
今回の事業譲受により、IPビジネスをグローバルに加速化、活性化させることを目標に、今後は自社IPだけでなく、イマジカグループ内、および他出版社やアライアンス先などのIPを、出版社の枠を超えて、プロデュースし、新たな価値観を皆様に提供できるクリエイティブな環境をつくっていく予定。
Imageworks Studioについて
日本国内はもちろん、世界的にWEBTOON市場が盛り上がりを見せている。WEBTOON原作から映像化まで多くのヒット作品を生み出している韓国では、いわゆる漫画家と編集者の従来のコンビネーションではなく、原作作りからプロット、ネーム作り、キャラクターデザイン、人物、背景、着色までを「工房」として、アニメーション制作のように一気通貫に行うスタイルがスタンダードになっている。
今回、imageworksからアニメーション制作チームと、WEBTOON制作チームがインフォスの編集者チームと合流することにより、制作工房としてIPを生み出すStudio機能をより効率的に確立していくことを目指す。