XRコンテンツ開発の積木製作、メタバース専用のワールド受託開発サービスを開始

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2023/03/02 16:00

 高品質の3Dデータと情報をつないだxRソリューションを展開する積木製作はメタバース専用に高品質なワールドを構築する技術を確立、受託開発を開始した。デモンストレーションとして「Unity Japan Office Project」をウェブブラウザ、PC、MetaQuestなどで体験することができるメタバースに再構築、配布を開始。高品質なメタバースワールドの開発を促進する。

 同社は建築専門の3D制作会社として2003年に設立。設立以来一貫して高品質な3DCGを制作、その技術は多方面で評価され、XRコンテンツ開発にも応用し、訓練やビジュアライゼーションの分野で活用されてきた。

 昨今、メタバース利用の機運の高まりから、ワールド開発の相談を多く受けることとなり、ブラウザなどの制約の多い環境でも高い品質を維持しながら快適に体験することができるワールドの受託開発を開始。

 今回、「Unity Japan Office Project」をメタバース化し、誰でも体験することができるデモンストレーションとして公開した。ウェブブラウザ、スマートフォン、MetaQuestなどマルチデバイスに対応しており、VRChatでもワールドを公開している。

Unity Japan Office Projectとは

 Unity Japan Office Projectは、建築ビジュアライゼーションの分野においてUnityの最新技術を駆使したフォトリアリスティックなデモンストレーションとしてユニティ・テクノロジーズ・ジャパンが2019年に開発。積木製作は開発パートナーとしてVRシーン構築を担当した。Unityを使用したVRウォークスルービジュアライゼーションとしては最高品質のプロジェクトとなったという。今回高品質のメタバース空間を表現するために過去のデータをカスタマイズ・最適化することで、ハイスペックなPCだけではなくスマートフォンでも体験することができるコンテンツとしている。

 同社は今後の展開として、ビジュアライゼーションのみならず、企業研修・訓練などのXRコンテンツとメタバース技術を組み合わせて新しい価値を産むサービスを開発していく。