大日本印刷、「DNPバーチャルエクスペリエンス VRモデルルーム」を開発

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2019/11/01 18:20

 大日本印刷(以下、DNP)は、マンションや戸建て住宅などのCADデータや設計図面などをもとに、限りなく実物に近い3DのCGデータを制作し、VR空間で、多様な間取りやインテリアのコーディネートを疑似的に体験できるシステム「DNPバーチャルエクスペリエンス VRモデルルーム」を開発した。

 同システムは、生活者が大画面ディスプレイとヘッドマウントディスプレイを装着して体験するもので、モデルルームなどで利用するほか、機器を持ち運ぶことで、期間限定で開設するポップアップストアや不動産・住宅メーカーのサロンなどでも利用できる。

 「モデルルームの用地取得や施工の費用を削減したい」という不動産企業や住宅メーカーの課題と、購入を検討する生活者の「詳細な間取りやインテリアのレイアウトなどをシミュレーションしたい」という要望に対して、DNPは今回、「商品撮影やカタログ制作等で培った高度な画像処理技術」と「文化芸術やショールームなどさまざまな分野で提供してきた高精細なVRの実績・ノウハウ」を活かし、VR空間で購入者がマンションや戸建て住宅などを疑似体験ができる「VRモデルルーム」を開発した。