リクルートH、同社が運営する新アートセンターの名称を「BUG」に決定 ロゴやステートメントも発表

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2023/03/20 14:00

 リクルートホールディングスは、同社が運営する新アートセンターの名称が「BUG」に決定したことを発表した。「この世界に、バグを。」をキーメッセージに、アワードや展覧会などの活動を通して、アーティストが全力で挑戦できる場と機会を提供する。

 BUGのロゴをはじめVI計画はグラフィックデザイナーの菊地敦己さん、ステートメントはコピーライターの国井美果さんが担当。3月9日(木)にスペースが竣工し、グランドオープンとなるこけら落とし展の開催は9月20日(水)からを予定している。グランドオープンまでの期間はプレイベントを開催し、スペース併設のBUG Cafeも先行オープンする。

ステートメント

この世界に、バグを。

この世界に必要な違和感。ふいに気づきをもらう瞬間。

そんな無数のハプニングに、私たちは出会いたい。

何かを変えていくだろう荒けずりな才能を、

不可解に思う人もいるかもしれない。

でも、その可能性に、賭けようと思う。

ぶち当たる、発見する。繰り返す化学反応のある日常こそ現実。

BUGは、そういう場でありたいです。

ロゴ

 それぞれの文字は○△□の形で構成され、多様な考えや表現がBUGを通して出会い、バグという可能性が生まれることを表現。右肩上がりのデザインには、アーティストの成長を後押ししていく場としての想いが込められている。アートセンターの名称であるBUGと、活動の軸となるBUG Art Award、そしてスペースに併設されるカフェBUG Cafeの3つのロゴが完成した。

プロフィール

菊地敦己氏(アートディレクター、グラフィックデザイナー) VI計画

1974年東京生まれ。武蔵野美術大学彫刻科中退。2000年ブルーマーク設立、2011年解散。以降、個人事務所。ブランド計画、ロゴデザイン、サイン計画、エディトリアルデザインなどを手掛ける。とくに美術、工芸、建築に関わる仕事が多い。主な仕事に、青森県立美術館(2006)のVI・サイン計画、ミナ ペルホネン(1995-2004)やサリー・スコット(2002-20)のアートディレクションなど。

国井美果氏 (コピーライター) ステートメント制作

コーポレートメッセージや企業広告、ブランドをつくる・磨くなど社内外をつなぐさまざまな言葉やアイデアで企業活動に関わっている。 ライトパブリシティを経て、現在は個人事務所。

スペース情報

段状の形が印象的な展示壁は、外から展示の様子が垣間見え、大通り側の壁面も造作が可能なつくりになっている。いちばん低い壁面でも高さが3メートルあり、一般的な展示壁としても十分な高さと面積がある。展示空間として成立させながらも、作品やアーティストの活動が、外とつながり、広がっていくことを促すような設計になっている。

今後の予定

BUG Cafe

BUGのコンセプトを大切に、スペースや今後の展示にまつわる書籍の紹介、カフェスペースでのイベントなども企画していく。

  • オープン予定日:2023年4月14日(金)
  • 運営: 株式会社HAGISO
  • 営業日:月・木・金・土曜日営業 ※火・水・日曜日定休(予定)※グランドオープンに向けて試験的に営業を開始する。