日本HPは、エンスージアストやクリエイター、カジュアルユーザーからゲーム専用機でゲームを楽しむ層に向け、ゲーミングノートPCとゲーミングディスプレイの新製品を発表した。また、OMEN Gaming Hubの新しい機能は、独立型グラフィックスを搭載しないHPの個人向けPCでも快適なゲーム体験を提供する。
同社は、ゲームやコンテンツ制作活動の両方を行い、自己表現や自己実現の手段として高機能なノートPCを利用する層を「クロスオーバー層」と呼び、この層に向けた薄型軽量のゲーミングノートPC「OMEN Transcend 16」を販売する。
同製品は、高機能な内部コンポーネントに加え、最先端のディスプレイ、軽さと強度を併せ持つ金属製のシャーシを採用し、ゲームやコンテンツ制作を高いレベルで実行できるようにデザインされている。
「OMEN Transcend 16」の特徴は、次のとおり。
ディスプレイ
mini-LEDディスプレイを採用した最上位モデルは、最大輝度が1180nit、VESA Display HDR 1000に対応し、日中の屋外でも高い視認性を保つ。また、デジタルシネマに採用される色空間であるDCI -P3を100％表現できるため、一般的なsRGB 100％のディスプレイと比較して波長の長い暖色系の表現力に優れている。アスペクト比が16：10のディスプレイは、縦方向に多くのコンテンツを表示できるため、動画編集など、ツールパレットが多いクリエイティブ系のアプリケーションを利用するクリエイターの生産性が向上。リフレッシュレートは多くのeスポーツアスリートが利用する240Hz、応答速度は5msを実現している。
軽さと強度を両立させたデザイン
「OMEN Transcend 16」は、OMENノートPCシリーズにおいてマグネシウム系アルミニウム合金（＊6）を採用した最初の製品で、重量約2.17kg、薄さ約19.9mmのサイズを実現。また、97Whrのバッテリーを搭載している。
パフォーマンス
最上位モデルでは、第13世代インテル Core i9-13900HXモバイルプロセッサーとNVIDIA GeForce RTX 4070 Laptopにより、大作ゲームのプレイ、高いグラフィック処理能力を必要とするコンテンツ制作作業を容易に。また、OMEN Gaming HubのOMEN Dynamic Powerを最大限に活用すれば、ゲームのシーンに応じてCPUとGPUが必要とする電力をリアルタイムで正確に検出し、これらの電力を動的に配分することで、ゲームのフレームレートが向上する。
クールなデザイン
新しく採用したトランクデザインと、より多くの空気を取り込めるOMEN Tempest Coolingテクノロジーが、エアフローの向上と、表面温度の低減に貢献。
さまざまな趣味のなかでもゲームがもっとも重要と考えるエンスージアスト層向けの「OMEN 16」は、最上位モデルは第13世代インテルCore i7-13700HXプロセッサーを搭載とNVIDIA GeForce RTX 4080 Laptopを搭載し、優れたゲーム体験を提供。また、すべてのモデルでQHDの解像度、3msの応答速度、リフレッシュレート240Hzのディスプレイを搭載している。
また「OMEN Transcend 16」と「OMEN 16」は、次の機能を備える。
仕事やゲームに最適
「OMEN Transcend 16」では最大で32GB DDR5-5 600 MHz RAMおよび2TB PCIe Gen4 NVMe TLC M.2 SSDを使用することで、コンテンツ制作ソフトなどの作業の効率化、ゲームのロード時間を短縮する。
「OMEN Transcend 16」と「OMEN 16」は配信や動画コミュニケーションにも最適
従来の92万画素から207万画素にアップグレードしたFHDカメラを搭載。また、プライバシー確保のために内蔵ウェブカメラのレンズをマニュアルで閉じられるスイッチを備える。さらに「OMEN Transcend 16」は、Windows Hello 顔認識機能が追加されたことで迅速で安全なログインを実現する。
