ChatGPTの登場など創作活動に大きな変化が見られた2023年、noteは4月7日にサービス開始から9周年をむかえた。直近1年間の激変するクリエイターエコノミーの動向を発表。
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サマリー
- ChatGPTブームでAI関連ハッシュタグ投稿が急増
- コロナ後のリアル回帰により旅行・恋愛カテゴリが盛り上がり
- 創作で収益を得るクリエイターが増加
クリエイター数が増えたのは「旅行・おでかけ」カテゴリ
新型コロナによる自粛ムードがひと段落し、「旅行・おでかけ」カテゴリがもっともクリエイター数を伸ばした。旅行の体験記やご当地グルメ紹介など、ひさしぶりのお出かけを堪能し思い出として残す傾向がうかがえる。
![1位旅行・おでかけ、2位サッカー、3位ゲーム](http://crz-cdn.shoeisha.jp/static/images/article/4206/4206_2.png)
ChatGPTブームによりAI関連のハッシュタグ投稿が激増
この1年で急増したAI関連ハッシュタグの投稿は、「#AIとやってみた」体験レポートや、ChatGPTの活用方法、AIと人間の共存に関する予想などがよく書かれていた。
![noteで前年から投稿数が増加したハッシュタグ #AI 6.7倍、#機械学習 22.4倍、#人工知能 16倍](http://crz-cdn.shoeisha.jp/static/images/article/4206/4206_3.png)
2023年に入り注目されている「ChatGPT」に関する記事はnote内でも急増。
創作で収益を得るクリエイターが増加
noteで自身が創作した記事を販売して収入を得ているクリエイターは累計127,000人に。この1年でnoteの有料記事数は137万件増加した。
![noteで収入を得ている人は127,000人、前年比+27.3%](http://crz-cdn.shoeisha.jp/static/images/article/4206/4206_4.png)
![noteの有料記事投稿数 前年比137万記事増加](http://crz-cdn.shoeisha.jp/static/images/article/4206/4206_5.png)
「好き」や「得意」を深堀りした記事が購入されやすい傾向に
ファッションやレシピなど自分の好き・得意に特化した記事や、その道のプロが専門知識をまとめた有料コンテンツが人気。また、クリエイターが自分の作品を販売したり、有料会員制のファンコミュニティを運営したりするケースも登場。
「恋愛」カテゴリの有料記事売上が6.3倍に激増
有料記事の売上をカテゴリ別にみると、この1年で恋愛カテゴリの有料記事が6.3倍と圧倒的な伸びを見せた。
恋愛カテゴリの記事は、恋愛のアプローチに関する経験談やアドバイスをまとめた記事がよく購入されている。コロナ後のリアル回帰により、人との交流が再開し、よい関係を築くための情報を求めていることがうかがえる。
![noteで有料記事の売上がもっとも増加したカテゴリは恋愛カテゴリで6.3倍に](http://crz-cdn.shoeisha.jp/static/images/article/4206/4206_6.png)
初投稿でゲームのことを書いた人が増加
この1年間で新規投稿者がもっとも増えたカテゴリはゲーム。とくに、スプラトゥーン、ポケモンカード、eスポーツなどに関する記事が人気を集めた。
漫画・アニメはクリエイター数、売上ともに増加
「漫画」「アニメ」カテゴリはクリエイター数・売上ともにこの1年で増加。人気作品は書籍化されるなどnoteを通じてさまざまなサクセスが生まれている。
AIの進化でクリエイターの創作活動はどうなるのか
ChatGPTをはじめとするAIの進化は創作活動を大きく変えようとしている。同社でも2023年2月にAIを搭載した新機能「note AIアシスタント(β)」を一部ユーザー向けに公開。今後さらに創作活動をサポートする機能を強化していく。
![:AIアシスタント機能でよく使われている機能TOP5 1位「記事の切り口を提案」2位「タイトルを提案 」3位「導入の文章をつくる」4位「目次を作る」5位「童話を作る」](http://crz-cdn.shoeisha.jp/static/images/article/4206/4206_7.png)
![:使用したクリエイターの声](http://crz-cdn.shoeisha.jp/static/images/article/4206/4206_8.png)
noteでは、これからもあらゆるジャンルの創作活動を応援していく。