GMOインターネットグループのGMOペパボの連結会社であるGMOクリエイターズネットワークは「ChatGPT」をはじめとした近年のAIの進歩にちなんで、フリーランスを対象にAIに関するイメージや活用状況などを調査。
本調査は、フリーランスに特化した金融支援サービス「FREENANCE(フリーナンス) byGMO」のユーザーを対象に実施。
調査サマリー
- フリーランスの意見の半数以上は「AIは良い兆し」
- 73%が期待するのはAIによる「業務効率化」、「自己成長」や「キャリア拡大」へも期待大
- フリーランスの約4人に1人がAIをすでに活用
調査概要
フリーランスを対象としたアンケート
- 調査テーマ:AIに関するアンケート
- 調査対象:「FREENANCE byGMO」に登録しているユーザー633名
- 有効回答数:633件
- 調査期間:2023年4月6日(木)~4月12日(水)
- 調査方法:インターネットによるアンケート調査
- 調査主体:FREENANCE byGMO
【調査結果】フリーランスを対象としたAIに関するアンケート
フリーランスの意見の半数以上は「AIは良い兆し」
まず、現在ChatGPTをはじめとしたAIの進歩への注目が高まっている中で、AIの進歩が自身の仕事へどのような影響をおよぼすと思うかを質問したところ、「良い影響をおよぼすと思う」という回答が56.1%と半数を超えた。
73%が期待するのがAIによる「業務効率化」、「自己成長」や「キャリア拡大」へも期待大
「良い影響をおよぼすと思う」と回答した人に、具体的にどんな影響を期待するのかを聞いたところ、「仕事をする時間が減る(業務効率化ができる)」がトップで73%。次いで「新しいジャンルの仕事にチャレンジできる」「自分にはないアイディアを得ることができる」などの意見が多くみられ、AIの活用による自己成長やキャリア拡大への期待が大きいことがわかった。
一方で、AIが「良くない影響をおよぼす」と感じている人は12.5%にとどまりましたが、具体的には「AIに仕事を奪われて、仕事の量や収入がダウンする」などの意見が多くあった。
フリーランスの約4人に1人がAIを活用
実際のAIの活用状況については、これまでにAIを活用「している・したことがある」という回答は25.6%で約4人に1人という結果になった。「していないが、今後活用したいと思っている」という回答も46.1%とAIの活用に前向きな人が多いと考えられる。実際に活用している人の具体的な例としては「メルマガやバナーの文章作成(Webデザイナー)」「プログラミングのサポート(ITエンジニア)」「デザイン業務の際のブレインストーミングに活用(コンサルタント)」などがあがっている。
調査まとめ
今回の調査では、フリーランスの多くはAIが仕事へ良い影響をおよぼすと考えていることがわかった。収入が安定しにくいという課題を持つフリーランスだが、AIの進歩による収入減を懸念する声よりも、「業務効率化」や「新しい仕事へのチャレンジ」といった前向きな発想を持つ人が多いという結果になった。