ウェブARのシステム開発を行うpalaは、誰でも容易に魅力的なウェブARを作成できるサービス「palanAR(パラナル)」のにおいて、新たな機能として「ポータルAR」をリリースした。これにより、ARを活用したポータル(現実世界と仮想空間を繋ぐ扉)がウェブ上で容易に作成できるようになる。
なお、同機能は、高精度な平面認識、画像認識の機能を提供するプレミアムオプションの契約で使用可能。
「ポータルAR」では、現実世界の空間に仮想的なポータル(扉や入り口などの3Dモデル)を設置し、そこから仮想空間へ移動することができる。
たとえば宇宙空間や海底、恐竜の世界など、想像力を掻き立てるような場所にアクセスが可能に。VRのように特別なゴーグルを必要とせず、スマートフォンから気軽に体験することができる。
ポータルARはさまざまな分野での活用が期待されている。
教育分野
実際には行けない場所に仮想的にアクセスし、生徒や学生たちにリアルな体験を提供することが可能。たとえば、世界各地の名所や史跡、古代の住宅や街などにアクセスすることで、歴史や文化を学ぶことができる。
イベント会場
会場限定コンテンツにポータルARを用いることで、よりインタラクティブな施策が可能に。たとえば、展示会やカンファレンスでのブース展示コンテンツにポータルARを導入することで、企業や個人の伝えたい世界観を演出するのに役立てることができる。