エフ・コードは、InstagramマーケティングSaaSの「SAKIYOMI」事業を展開する株式会社SAKIYOMIの株式を取得し、子会社化したことを発表した。
エフ・コードは急速な成長を続ける DX・デジタルマーケティング領域において、CX SaaS「CODE Marketing Cloud」およびその蓄積データをコアとしたプロフェッショナルサービスの提供を行っている。
SAKIYOMIは未経験者でもプロの運用を実現するInstagramマーケティングSaaS「SAKIYOMI」を提供している。多くのアカウント運用者が抱える課題に対し、重要変数にフォーカスしたダッシュボードによる本質的な分析を可能とするSaaSやエンゲージメントの獲得や見込み顧客の育成を支援するチャットボットツールの提供、運用セオリーのコンテンツやデザインテンプレートおよび会員限定コミュニティなどの供給、経験豊富なプロフェッショナルによる運用支援などの幅広いサポートメニューでInstagram集客を成功に導く支援サービスの提供を行っている。
近年、Instagramの主要な利用目的は友人・知人の近況把握から情報収集へと変化しつつあり、アプローチできるユーザーが幅広いことに加え、ほかのプラットフォームと比較してもユーザーのフォローアカウントへのロイヤリティが高く、購買活動に直結しやすいという性質がある。
また、ユーザーに対する継続的なコンテンツ提供と関係性の構築および育成に適しており、ショップ機能・投げ銭などの商業利用に最適化された機能を有しているため、認知から購買までをワンストップで行える販売チャネルとしてInstagramというSNSプラットフォームの重要性がますます高まっている。
そのような背景のなか、今回の株式取得により、重要な顧客接点のひとつであるInstagramに関する支援を同社既存顧客に対しても行うことが可能となり、また譲受事業の顧客に対してはInstagramに関する支援だけでなく、より広範なマーケティング支援を行うことが可能となる。
SAKIYOMI事業において蓄積してきたInstagramの分析データやノウハウなどの活用により、同社グループによる最適なCXの提供と顧客価値の最大化が可能になるものと考えている。
また、今後、成長企業および事業ドメインへの投資と事業上のシナジー追求や経営支援などを通じた投資先企業の企業価値向上の実現により、グループ全体としての収益獲得能力を向上させるとともに、子会社上場などの資本政策を組み合わせながら、同社グループの成長可能性を大きく高めていく考え。
これらを総合的に勘案した結果、同社グループのより一層の収益性の向上や競争力の強化に資するものと判断したため、子会社化したもの。