NVIDIAとソフトバンク、生成AIと5G/6Gに向けた次世代プラットフォームの構築に向けて協業

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2023/05/31 10:00

 NVIDIAとソフトバンクは、生成AIと5G(第5世代移動通信システム)/6G(第6世代移動通信システム)に向けた次世代プラットフォームの構築に向けて協業することを発表した。同プラットフォームはNVIDIA GH200 Grace Hopper Superchipがベースになっており、ソフトバンクが今後構築する日本各地の新しい分散型AIデータセンターへの導入を予定している。

 生成AIのアプリケーションとサービスの急速かつ世界的な展開を推進するために、ソフトバンクはNVIDIAと協力のもと、コスト削減が可能で、エネルギー効率の高いマルチテナントな共通サーバープラットフォームで生成AIとワイヤレス通信向けのアプリケーションを提供する、データセンターを構築する。

 同プラットフォームでは、Arm NeoverseのGH200 Superchipをベースにした、新しいNVIDIA MGXリファレンスアーキテクチャーが使用され、アプリケーションのパフォーマンス、スケーラビリティーおよびリソースの利用率の改善が期待されている。

 新しいデータセンターは、より均等に分散化され、AIと5Gの両方のワークロード処理の実現を目指す。これにより、低遅延でピーク時の運用を実現し、全体のエネルギーコストを大幅に削減することができる。

 ソフトバンクは、自動運転、AI、拡張現実と仮想現実、コンピュータービジョンおよびデジタルツインのための5G/6Gアプリケーションの実現を目指す。