ブックリスタは、同社が提供する、ショートマンガクリエイターを支援するサービス「YOMcoma(よむこま)」において、クリエイターへ収益を還元する「YOMcomaコミック」をリリースした。
「YOMcoma」は、ショートマンガを創作するクリエイターひとりひとりの「なりたい姿」を応援している。クリエイターが創作を継続するために重要な収益化に着目し、その一環として「マンガ作品の収益化」をいろいろな手段で実現できるアイディアをテストしている。今回、その新機能第1弾として、同サービスに投稿されたマンガ作品を紙のコミックとして販売できる「YOMcomaコミック」の機能をリリースした。
「YOMcomaコミック」は、アプリユーザーが好きな作品を自由に選び、紙のコミックを作成して購入できる機能。コミックのページ数は、最小24ページ〜最大144ページの6種類で、作品点数によって自動で切り替わる。
ショートマンガを創作するクリエイターは、「YOMcoma」に作品を投稿しておくだけ。「YOMcoma」の管理画面上で、作品ごとの販売許諾のオンオフが簡単に切り替えられる。クリエイターが販売許諾をした作品のみアプリユーザーが選択でき、複数のクリエイターの作品を1冊にまとめるかたちでコミックが作成される。
クリエイターへの収益還元の仕組みとしては、コミックのページ数によって、販売価格の約26%~42%が、クリエイターへ還元される。コミックは複数のクリエイターの作品を1冊にまとめるかたちで作成することができるため、実際に作成されたコミックにおいて、自身の作品が占めるページ数の割合に応じて収益が分配される。たとえば、24ページコミックのうち、12ページが自身の作品だった場合、24ページコミックの収益還元原資(26.2%)の半分(13.1%)が収益分に。収益は「YOMcoma」投稿者サイト内のウォレットページから確認することができ、入金申請ボタンをクリックした月の翌月10日に振り込まれる。
今後のサービスの開発方針
- ショートマンガを創作するクリエイターへのヒアリングを改善の軸にしており、毎週複数回実施している。
- 創作時間を確保し続けられるように、投稿や管理の「困りごと」を解消していく。
- 収益を還元できる仕組みづくりについてトライアルを続ける。
- 今後もクリエイターにとって価値のあるサービス開発を行っていく。