博報堂のData Science Boutiqueとhakuhodo DXD、博報堂テクノロジーズは共同で、AI・データサイエンスの知見を活用し、顧客体験を高度化することを目的としたオウンドサービス設計コンサルティングプログラム「AI-Experience Consulting」の提供を開始した。サービスデザインディレクターによるUI・UX改善を通じたエクスペリエンス拡充と、データサイエンティストによるデータ活用・AIアルゴリズム強化、それらを循環するシステム設計まで各領域の専門家がオウンドサービスの構想から開発ロードマップ策定まで並走する。
クッキーレス時代に向け、顧客IDを活用したストック型マーケティングへの移行が加速しており、その顧客ID取得のゲートウェイとなりうる「オウンド」の重要性が高まっている。そのことから、主に情報を提供することを目的とした「オウンドメディア」を進化させ、多様化した顧客ニーズに対応する“1to1コミュニケーション”を実現し、インタラクティブな関係構築・体験価値を高度化する「オウンドサービス」に注目が集まっている。
D2C事業の活発化やアプリ導入など、さまざまな企業でオウンドの活用や顧客接点強化が進むなか、生活者1人ひとりにパーソナライズされたより良い顧客体験を提供するためにオウンドにAI・データを活用する潮流も新たに生まれている。たとえば、オウンド内で取得できる閲覧・購買履歴データや簡易アンケート回答データなどをAIやデータサイエンスを用いて分析することで、顧客の行動パターンや嗜好を把握することができ、顧客ごとに最適な商品やサービスの推薦が可能となる。
「AI-Experience Consulting」は、AI・データサイエンスの知見を活用し、インタラクティブかつパーソナライズ化されたオウンドサービスを構想・設計することを目的としたコンサルティングプログラム。継続的なエクスペリエンス創出に強みを持つ「hakuhodo DXD」とAI活用・データサイエンスに強みを持つ「Data Science Boutique」、システム/データ基盤開発に強みを持つ「博報堂テクノロジーズ」、それぞれが有する専門的知見を凝縮した「実装フロー」に沿って、構想から開発ロードマップ策定まで並走する。
博報堂は「AI-Experience Consulting」の提供を通じて、データとエクスペリエンスの両軸から新たな顧客接点を生み出し、生活者と企業をつなぐ新しい価値の創造に貢献していく。