博報堂DYメディアパートナーズと小学館は、アバターサービスの共同開発などを行い、さまざまな体験機会を提供することで、XR領域のテクノロジーを活用した新たなエンタテインメントを創造していくことを発表した。
両社は協業の第1弾として、XR領域における新たな可能性を模索するべく、アバターサービス「Snap Avatar」の共同実証実験を開始する。
なお、同実証実験は、博報堂テクノロジーズが取り組んでいるアバターサービスプラットフォームと連携したもの。
Snap Avatarについて
共同実証実験を行うアバターサービス「Snap Avatar」は、全身スキャンをした自身の3Dデータをもとに、容易かつ瞬時にコンテンツの世界観を反映した3Dアバターを作成できるサービスとなっている。
アバターサービスプラットフォームについて
博報堂テクノロジーズでは、先端テクノロジーによって新たに生まれる生活者との接点を「生活者インターフェース」と捉え研究を進める中で、生活者が一度専用筐体でスキャンし自身の3Dアバターを生成したり、自分の価値観や世界観を表すキャラクターアバターを作るなど、複数のアバターを使ったサービスが可能となる博報堂DYグループ独自のサービス「アバターサービスプラットフォーム構想」の実現を目指し、アバター技術を活用したマーケティングの可能性に取り組んでいる。アバターは近い将来に、実空間のみならずメタバース空間においても、「生活者と生活者」、「生活者と企業」とをつなぐ新たな接点となり、そこに新たな消費行動やサービス体験が生まれ得るとの考え。複数にまたがるアバターサービスで発生する行動データを統合管理し、取得したデータに基づいてユーザーの嗜好性や行動をAI技術などを用いて予測するレコメンドエンジンを開発、本人の嗜好性やTPOに応じたエクスペリエンスを提供していくというビジョンを描いている。