colyは、AI技術を活用した、エンターテイメント・コンテンツ開発のためのビジュアル制作や音声制作を行うAIソリューションツールを開発し、法人向けの「ビジュアル制作サポート」および「音声制作サポート」のサービス提供を開始することを発表。
同社は、事業推進・開発における技術力の発展を経営の重要課題と認識しており、人の能力を補助・拡張するAI活用を模索し、よりクリエイティブな活動や人にしかできない仕事に人間が集中できる体制・環境の構築を目指している。その中で今回、これらの技術・ノウハウを活用したイラストや音声の制作をサポートするツールを開発。今後ゲーム事業やエンタメ事業を展開する企業に向け提供を開始する。同サービスでは、同社のAI技術を活用し、対象企業が保有するコンテンツやIPをベースとした高品質の制作物(ビジュアル制作・音声制作)を、通常の手法で制作するよりも低いコストで提供する。
また、昨今ゲーム開発費用や工数が高騰する状況のなか、同サービスによって開発のコストパフォーマンスを高め品質向上に寄与するだけでなく、クリエイターはよりクリエイティブな活動に集中することが可能となり、ゲーム業界やエンタメ業界のさらなる発展に貢献することを目指している。
今回のリリースの背景
同社では、AI活用・AI技術の事業化を成長戦略のひとつと考え、社内でのAI活用および外部へのAI技術提供に関する研究・開発を進めてきた。今後、AI活用事業を複数展開することを予定しており、今回はその第1弾として、AIソリューションチームを発足し、同社初のtoBモデルとして同サービスの開始を告知した。法人向けの案件の相談受付・受注はすでに開始しているが、今後サービスページなどを整え順次公開していく。
同社は、今後もAI活用も含めた技術開発によって、ゲーム業界をはじめとしたエンタメ業界の発展に貢献していく。
同社のAI戦略
colyが目指す、EX(※)・AIフェーズに向け、社内体制の構築およびAI活用を進めており、クリエイティブとAIの共創を目指している。
※EXとは同社独自の造語で、あらゆる産業において「感情」に結びつくような体験の提供が求められる状態を指している。ゲーム業界やエンタメ業界以外の業態においても、今後エンターテインメントの持つ力が重視される時代がくることを想定している。
同社のAI関連事業の法的観点について
同社ではAIに関連した事業を進めるにあたって、法的な問題がないか所定の手順にのっとり慎重に確認を実施している。AIに関する法令は今後も改正が見込まれると想定しており、同社では今後とも法令に則った開発・運用を実施していく。