Shopify(ショッピファイ)の日本法人Shopify Japanは、iPhoneのカメラを使って手軽に3Dモデルを作成し、オンラインストアの商品イメージに利用できるiOS版の3Dスキャナーを新機能として提供開始する。Shopifyユーザーは、従来3Dモデリングを作成する際に必要だった特別なソフトウェアや費用を必要とせず、Shopifyアプリを利用することで、商品画像を掲載するのと同程度の手軽さで、ストアの商品イメージに3Dモデルを活用できるようになる。
ECサイトの商品イメージは、テキストと画像を使用するケースが一般的。シンプルなテキストと画像では、商品ディテールや、質感、サイズ、スケールを捉えることが難しく、実店舗で商品を見るのとは異なった購買体験しか顧客に提供できていなかった。今回の機能を活用することで、3Dモデリングの経験がない人でも20分以内で商品の実物そっくりのイメージを作成することができる。
これにより、オンライン上でも顧客が実際に商品を手に取ってみるようなショッピング体験を提供できるようになった。競合他社のオンラインストアとの差別化にもつながるうえ、商品をきちんと理解せずに購入する顧客が減ることで、返品や商品に関する問い合わせを減らすことにもつながり、顧客の信頼獲得とコンバージョン率の向上への寄与が見込める。
Shopifyは、事業者がEコマース領域においてもっともカスタマイズ性とコンバージョン率の高いストア構築を実現することを目指している。その中でも、最先端のEコマーステクノロジーを採用し、それを誰もが利用できるようにすることで、新たにストアを立ち上げる起業家がEコマース業界を牽引する規模を持つ企業と同じツールを活用し、成長スピードを上げられるよう取り組んでいる。今回の3Dスキャナー機能もその取り組みの一環となる。
3Dスキャナーは、iPhone Pro 12以降のモデル機種で、最新リリース「iOS 17」にiPhoneをアップグレードすることで、Shopifyアプリ上で利用可能。 Shopifyでは商品がオンラインストアで発見されやすくし、閲覧やショッピング体験を事業者が自由にカスタマイズできるようにすることを、大切にしてきた。今回の3Dスキャナーもそれを実現する機能となる。
今後も事業者の成功に向けて、Shopifyでは最先端テクノロジーを効果的に活用できるよう取り組んでいく。