運用型テレビCMサービスを中心にマーケティングの民主化を目指すノバセルは、クリエイティブディレクターの大沢昌治氏が参画したことを発表した。大沢氏の参画によりクリエイティブ体制がさらに強固になり、スタートアップから大手企業までさまざまな事業フェーズの顧客へのクリエイティブソリューションを進化させていく。
大沢昌治氏 参画の背景
同社はこれまで運用型テレビCMを中心に、企業のマーケティング活動を支援している。テレビCMにおいては、戦略設計からクリエイティブ制作、放映、分析、改善まで顧客の効果向上に向け、一気通貫でのサービス提供や、放映されたCMの分析と効果改善を伴走するサービスなど、顧客の求める状況にあわせたかたちで支援を続けてきた。いずれにおいても「指名検索」を効果の重要指標とし、クリエイティブにも「指名検索をのばす」ことに重点を置き制作している。
現在、戦略から効果改善までを一気通貫してサポートする事業が伸長しており、スタートアップやはじめてテレビCMを実施する企業に加え、マーケティングのDX化を図る大手企業への支援も増えてきている。そこで、現在のクリエイティブ体制に加え、大手広告代理店での業務経験が豊富な大沢氏が参画することで、データドリブンな思想を持つクリエイティブがさらに飛躍すると考えている。また、企業のマーケティングを第三者の視点からサポートする“サードエージェンシー”となることで、クリエイティブ検証においても視座が増え、これまで以上に広告主企業への貢献を実現する。
クリエイティブ体制の強化を通し、さまざまな規模のビジネス成長を加速させるパートナーとして、今後も顧客に向き合っていく。
大沢昌治氏 コメント
今年の初めに豊川稲荷でおみくじを引くと「いずれ優れた人を得られると想い夢でもみておけ、いまだ手に入ってはいないがな」みたいなことが書いてあった。独立直後でショックを受けたのをよく覚えているが、それがまさかのノバセルだったとは、声をかけてくれた沖之城SCDだったとは、よくタクシーCMやFacebookでお見かけてしていた田部社長だったとは。ADKでは金融やスマホアプリ系の仕事も多く、そこで培った「目に見えないサービスや価値の可視化」はノバセルが多く抱えるクライアントの課題解決に活かせると思っています。ちなみにそのおみくじには「旅立ちもよろし」みたいなことも書いてあった。このジョインがいい旅になることを期待しています。
代表取締役社長 田部正樹 コメント
ノバセルは、これまで指名検索に寄与するクリエイティブを制作し、運用型テレビCM市場を切り拓いてきました。市場とともにノバセルも成長し、テレビCMに関わらずマーケティング戦略全般のご提案や第三者として広告を検証するなど支援内容の多角化、支援先の企業も拡大してまいりました。これから先、特に大手企業の支援が増えていくことを考えた際、クリエイティブ体制の強化は必須で、経験豊富な方を求めていたところ、大沢さんにご参画いただけることになりました。これまでノバセルにはなかった新しい視点でクリエイティブを制作し、様々な広告主企業様の事業成長を支援するための盤石な体制になったことを嬉しく思っております。