エクサウィザーズ、生成AIを社内実装する共創型ワークショップ「AX アイデアソン」を開始

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2023/12/21 13:00

 エクサウィザーズは、生成AIを社内に実装するための共創型ワークショップ「AX アイデアソン」の提供を開始することを発表。AX アイデアソンは、DXの推進部門などが直面する、生成AIのユースケース探索や具体化、利用促進の課題を解決するためのプログラム。アイデアソンの設計から運営、実施、さらにはPoCに資する業務変革アイデアの選定までを一貫して支援し、生成AIの組織内への実装を実現する。

 エクサウィザーズはAIとデザインの力で、企業の変革を支援していきます。

AX アイデアソンの特徴 ―8週間にわたり4つのフェーズで支援―

 AX アイデアソンは、業務効率化や顧客体験などの変革アイデアなどの創出、生成AIの社内活用をサポートする共創型のワークショッププログラム。エクサウィザーズがすでに提供している、AI活用のDX施策を具体化する「AX Sprint」での知見を活かしており、8週間にわたり4つのフェーズで進行する。

(1)生成AIを早期に使いこなしアイデアを具現化

AX アイデアソンでは、エクサウィザーズグループのExa Enterprise AIが提供する法人向けChatGPTサービス「exaBase 生成AI powered by GPT4」(exaBase 生成AI)のプロンプトを利用して、生成AI活用のアイデアを具現化していく。本アイデアソンの実施中、参加者にexaBase 生成AIのアカウントを発行し無料で利用できる。

また、エクサウィザーズのAIコンサルタントが、事前に顧客の課題を検証したうえで、有効と考えられるプロンプトを導出しておく。こうしたオンボーディングによって、アイデア創出のために生成AIを早期に使いこなせるようにする。

(2)DXの潜在的な能力を持つ人材を発掘

AX アイデアソンでは、生成AI活用アイデアを社内に募集し、その過程で参加者を選考する。このスクリーニングによって、新しいテクノロジーに対して柔軟な対応力を持ち、動きながら考えるゼロイチ志向なDX活用人材に加えて、それらの潜在力を持つ「ポテンシャル人材」の発掘が可能。こうした人材を見い出して参加してもらうことで、アイデアソンの質を高め、その後も変革をリードしていく人材を確保する。

(3)生成AIの社内利用を促進

生成AI活用の人材やシナリオを見出したうえで、社内での利活用を根付せるための支援をする。具体的には、生成AI活用の全社や経営層に対する説明会の企画、生成AIを活用する人材に対するインセンティブの設計などを行う。アイデアソンという機会をフル活用し、社内の生成AI利用の促進に結びつけていく。

AX アイデアソンの先行事例と顧客の声 〜JFEエンジニアリングが先行採用〜

 JFEエンジニアリングの「生成AIを活用して業務課題を解決するアイデアを具体化したい」という要望に対して、AX アイデアソンを活用した支援を実施した。20名がアイデアソンに参加し、10案の生成AIのユースケースを創出している。

JFEエンジニアリング DX本部DX推進センター デジタルソリューション部 河本聡子氏コメント

「アイデアソンに参加した社員からは『難しい挑戦だったが、活動を継続していきたい』との反応があり、現在は創出したアイデアを中核として、プロトタイプの開発や具体化の検討をしています。これらのアイデアを社内で共有すると、他の社員からも生成AI活用の相談が寄せられるようになりました。こうした活動の継続が、全社におけるDX推進の架け橋になると期待しています」