モンスターラボグループにAI位置情報解析などを提供しているレイ・フロンティアが参画

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2024/01/04 17:00

 モンスターラボホールディングス(以下、モンスターラボ)は、AI位置情報解析やシステム開発、コンサル企画を提供しているレイ・フロンティア株式会社の発行済株式の一部を三井物産株式会社から取得し、同社を持分法適用関連会社としたことを発表。

 レイ・フロンティアは、独自開発した行動記録アプリ「SilentLog」の運用により培った分析技術と位置情報・行動データを基盤として、おもに人流調査事業、システムライセンス事業、オーダーメイド事業を展開している。AIを活用して位置情報・行動情報を収集し、行動データを分析・可視化できるサービスを提供する行動分析プラットフォーム「SilentLog Analytics」や、既存のスマートフォンアプリに組み込み高密度な位置情報を取得できるエンジン「SilentLog SDK」の開発・運営により、高精度の行動推定を可能とし地図データベースとの連携による行動推定の精度向上など、高い技術的優位性を確立している企業。

 レイ・フロンティアが有する高精度な位置情報テクノロジーは、小売、飲食、運輸・交通、観光、ヘルスケアなど、幅広い業界で多様なユースケース(※)に適応することが可能であり、モンスターラボのデジタルコンサルティングにおいて差別化を図れるテクノロジーとして、積極的に活用していく予定。また、プロジェクトで実装された「SilentLog」を通して蓄積される位置情報データを活用し、継続的な顧客インサイトをクライアントに提供することで、新たな価値提供の強化も狙う。

 モンスターラボの戦略、UI/UX設計、テクノロジー実装まで幅広い領域をカバーするデジタルコンサルティングと、レイ・フロンティアの独自テクノロジーを融合させることで、両社のクライアントに対してより大きなインパクトの創出を目指していく。

 モンスターラボはレイ・フロンティアをグループに迎え、今後のさらなる事業成長基盤を確立することで、「多様性を活かし、テクノロジーで世界を変える」というミッションの実現に引き続き邁進していく。

株式会社モンスターラボホールディングス 代表取締役社長 鮄川宏樹氏のコメント 

「データの時代」と言われる現代においては、ユーザーの情報をいかに取得・活用できるかが事業の競争力に直結します。実際、モンスターラボのデジタルコンサルティングにおいても、ユーザーの位置情報を活用した多くのソリューションをクライアントに提供してきました。

レイ・フロンティアは、高頻度での位置情報収集を省電力に実現していると共に、取得した情報を活用し、ユーザーのプロファイルを推計できる独自のAIアルゴリズムを有している稀有な企業です。顧客エンゲージメント領域のDXを得意とするモンスターラボのソリューションに、レイ・フロンティアの高度な位置情報テクノロジーを融合させることで、クライアントに対して、より革新的なソリューションを提供することができると確信しています。

両社の強みを融合させ、テクノロジーで世界を変えることに挑み続けてまいります。

レイ・フロンティア株式会社 代表取締役社長 CEO 田村建士氏のコメント

ものづくりを核とし、革新的なアイデアと創造力を結集させて高品質な製品を提供することがレイ・フロンティアの使命です。この使命を果たすために、先進技術と創造的な思考を組み合わせ、市場に新しい価値を提供することに注力しています。モンスターラボとは、ものづくりを重視するという共通のビジョンを共有しています。両社の力を合わせ、先進的なデジタル技術と専門知識で革新的なサービスを生み出し、市場をリードできると確信しています。そして顧客のビジネスに新たな価値を提供します。デジタル変革は現代のビジネス環境における中心的な課題です。この変革に主導的に取り組み、テクノロジーで世界をより良くするために尽力します。

※Silentlog技術の多様なユースケース