Box, Inc.は、Apple Vision Pro向けの新しいBoxアプリ「Box for Apple Vision Pro」の提供を開始した。
Box for Apple Vision Proは、空間コンピューティングの利点を活かして設計されており、企業のコンテンツの体験やコラボレーションのありかたを革新。visionOSプラットフォームで提供される独自の没入型体験と無限のデスクトップにより、コンテンツクラウドBoxのセキュリティとコンプライアンスを担保しながら、コンテンツを活用した働き方を変革する。
Boxの共同創業者兼CEOであるアーロン・レヴィ（Aaron Levie）氏は、次のように述べている。
「Apple Vision Proは、iPhoneやiPadのようなテクノロジーにおける飛躍的な変化をもたらします。この画期的なテクノロジーは、物理的な制限を超えて視覚的に驚くような体験を提供することで、私たちの働き方を根本的に再定義する没入型体験をもたらします。新たなブレークスルーにつながる製品の開発から顧客体験の再構築までその可能性は無限です。この度Apple Vision Pro向けにBoxを提供することで、未来の仕事の可能性が広がることを期待しています。」
空間コンピューティングによる企業ユースケースの新世界
Box for Apple Vision Proにより、次のことが実現できる。
- 建設会社：Boxに保存されている設計図や進捗画像を開き、異なるプロジェクト関係者と一緒に仮想の現場を訪れ、場所を問わずインタラクティブなコラボレーションを実現できる。
- 小売業：Box上で店舗のディスプレイウィンドウのデザイン提案書を探索することが可能。これにより、顧客にどのような印象や感じ方を与えるかを確認し、より魅力的かつ効果的なディスプレイデザインを作成することができる。
- 製造業：Box内の3D製品レンダリングを、作業場のフロアのような没入感のある実物大の環境で確認することができ、ズームインやズームアウトの機能によって細部をより鮮明に見ることで作業を加速させることができる。
- エンターテイメント企業：Boxに保存されたビデオファイルに没入することで、映像やアニメーション、視覚効果をより一貫性のある魅力的な作品に仕上げるために分析することが可能。
- 高等教育機関：Boxファイルにある複雑な概念の3Dモデルを使用して、学部研究員や学生を仮想学習体験に参加させることが可能。これにより、従来の指導方法を補完するインタラクティブで魅力的な学び方を提供することができる。
没入型の新しいコンテンツ体験
Boxのワールドクラスの生産性とコラボレーション体験をvisionOSにもたらすことで、Boxのユーザーは豊富なコラボレーション機能とセキュアなコンテンツ機能を利用できるようになり、デジタルコンテンツとの向き合いかたに変化をもたらたす。
リッチなコンテンツに没頭する
Boxのプレビュー内で空間オーディオを備えた画像や動画を表示し、プレゼンテーションやレビュー、共有の方法を変革する。
デジタルと物理空間の融合
3Dオブジェクトを現実の空間に配置して作業内容をリアルに表現し、複雑な視覚的概念の理解を促進させるビジュアル体験を提供。
実際に体験し、新しい方法でコンテンツに触れる
Siriの音声入力技術を活用しながら、直感的な目や手のジェスチャーでBox アプリを容易に操作しながら、コンテンツを実際に操作してわかりやすく視覚化。
複数の作業を同時並行で進めるための無限デスクトップの作成
visionOSのマルチタスク機能を活用し、Boxとほかのアプリケーションを画面上に並べて開くことで、生産性や集中力を妨げることなく、複数の情報源から重要な情報にアクセスすることが可能。
ファイルのシームレスな整理と操作
Boxのすべてのファイルを検索、閲覧、プレビューの操作をシームレスに実行でき、コンテンツをアクセス可能なコレクションに簡単に整理することで生産性を向上。これにより、Box内での共有やコラボレーションが今まで以上に容易になる。
