モリサワは、2021年1月に発表した写研とのOpenTypeフォント開発プロジェクトにおいて、数年内に合計100フォントに及ぶリリースを予定していることを発表した。
まずは、以前に発表した改刻フォントである「石井明朝・石井明朝オールドスタイルかな」「石井ゴシック」の13フォントと、写研のバリエーション豊かな見出し書体群を「写研クラシックス」としてOpenType化した30フォント、合計43フォントを2024年に提供。そして2025年以降も、これらに続くラインナップを順次提供予定。
写研クラシックスについて
今回新たに発表する「写研クラシックス」は、多種多様な名作見出し書体群が、写植全盛期の味わい深いデザインそのままに利用可能なフォント。写研から提供を受けたアウトラインデータに加え、不足文字の作成、文字セットなどの仕様の整理をおこなった。見出し利用に特化させ、従来写真植字機でのみ利用可能だった多くの写研書体と、写真植字機時代に発表されていない書体を、現代のOpenTypeフォントとして再現している。
なお、改刻フォントは「写研クラシックス」とは異なる開発アプローチや仕様を採用している。