博報堂、2020年春に創発ラーニングプラットフォーム「UNIVERSITY of CREATIVITY」を開設

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2019/12/16 16:40

 博報堂は、多様な関係者とともに未来創造の技術としてのクリエイティビティを議論し、研究し、社会実験していく場として、「UNIVERSITY of CREATIVITY(ユニバーシティ・オブ・クリエイティビティ)」(略称、UoC)を2020年春に開設することを決定した。

 同社は「クリエイティビティ」を通じて社会に新しい価値を生み出すことを目指して活動を行ってきた。その領域は広告・マーケティング産業を中心としてきが、人工知能やビッグデータ、スマホの普及に象徴されるような文明のデジタル化・機械化が一気に加速する今こそ、「人類が持つクリエイティビティの意義と可能性」をもう一度大きく捉え直し、広告業界を超えて社会全体に活用していく必要があると考えるに至った。

 この考えかたのもと、クリエイティビティを「未来創造の技術」と捉えて包括的に議論し直し、研究し、その知見を世界の課題解決に役立てていくためのソーシャルラーニングプラットフォームとして同施設を開設する。

 同施設の最大の特徴は、社会に向けて場を開くことにより、産官学、文理芸、社内外の壁を超えた「多様なクリエイティビティのぶつかり合い」を生み出していくことにある。

対話セッション

「すべての人は、生まれながらにして、創造的である」という信念のもと、国籍、職業、年齢、ジェンダーを超えて集まる多彩なカタリストと参加者たちの対話によって新時代のクリエイティビティを共有。

基礎研究・応用研究

学術研究者と企業のR&D担当者、テクノロジストやデザイナーが議論を重ねながら社会と経済の成長のためのクリエイティビティを探究。

社会実験プロジェクト

大胆な産官学民の連携によって新しい文化経済圏の創出や仕組みづくりに取り組んでいく。

 同施設は企業内大学ではなく、社会人や学生を問わず、すべての人が参加可能なオープンプラットフォームになる。同社本社(赤坂Bizタワー)内に開設するスペースは、訪れた人々にさまざまな刺激と創発的な出会いをもたらす。また、UoCプロジェクトのかたちで、いろいろな街角にも飛び出していく予定。

 2020年春の開校に向けて、プログラムの詳細設計、基礎研究の開始、研究員の社内公募、建設工事などを順次開始する。