コーポレートブランディング支援をおこなう揚羽は、言行一致のブランドコミュニケーションの型として、「バタフライモデル」を考案したことを発表した。
企業価値向上のためには、インナー&アウターブランディングの訴求内容が矛盾しない、言行一致のブランドコミュニケーションが重要であるとし、「バタフライモデル」を通じて顧客のブランディング支援に伴走し、日本企業全体の活性化に向け尽力するとしている。
「バタフライモデル」とは、インナー&アウターブランディングを一気通貫で行うブランディングの方法論。
図の中央にある三角形は、理念体系やコーポレートアイデンティティといった組織「らしさ」を意味する。組織の心臓部を中心とし、左側は、従業員や組織自体の成長に関わる取り組みである「インナーブランディング」を、右側は、社内の取り組みを社外に向けて情報発信をして企業成長を目指す「アウターブランディング」を表す。「バタフライ」は、同社名の揚羽と揚羽蝶をイメージ。インナー&アウターの両翼を連携させ、組織が成長し羽ばたく意味も込められている。
インナーとアウターのブランディングを一貫させていく方法論「バタフライモデル」
これまでは「ブランディング」というと、ビジネスの成長を目的とした(バタフライモデルの右側)「外向き」のアウターブランディングをイメージされることが多かった。しかし、昨今のサステナビリティ経営や人的資本経営の実践により、個と組織の成長を目的とした「内向き」のインナーブランディングも注目され、各社が取り組みを推進している。
しかし多くの企業がブランディングに力を入れる一方で、社内・社外のステークホルダーに向けて情報共有・発信をする担当部署が異なり、各取り組みの連携が取れておらず、ブランドイメージにズレが生じているというケースも散見されていた。
社内外のマルチステークホルダーからの共感を得るためには、企業全体で一貫したメッセージを発信することが欠かせない。そこで同社では、インナー&アウターブランディングを両輪で実行していくブランディングをわかりやすく表現するため、「バタフライモデル」として考案し、今後も企業ブランディングの伴走支援を続けていく。