集英社、新たな縦読みマンガアプリ「ジャンプTOON」の配信開始 縦読みマンガ投稿サービスも正式スタート

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2024/05/30 06:30

 集英社はスマートフォンおよびタブレット端末向けの新たな縦読みマンガアプリ「ジャンプTOON」の配信を開始した。

(C)ジャンプTOON/集英社
(C)ジャンプTOON/集英社

 「ジャンプTOON」は、オリジナル縦読みマンガ作品や人気作品のタテカラー版作品を連載する、ジャンプグループ発の新サービス。モバイル端末向けのアプリに加え、ウェブサイトでも展開し、PCなどのブラウザからも利用することが可能。

 創刊時点で28作品のオリジナル連載マンガや人気作品のタテカラー版を掲載。毎日4作品以上が更新される。

 また、新連載も随時開始していく予定。さらに、「ジャンプTOON」独占・先行配信作品や、すでにほかのプラットフォームで公開されている人気の縦読みマンガも配信される。

 掲載される各作品は数話を無料で読めるほか、一定時間待つと無料で作品を読める「待てば無料」を利用して楽しむことができる。

タテカラー版連載

(C)増田こうすけ/集英社 (C)古舘春一/集英社 (C)黒澤R/集英社
(C)増田こうすけ/集英社 (C)古舘春一/集英社 (C)黒澤R/集英社

 「ジャンプTOON」では、上記の人気作品のタテカラー版を配信している。タテカラー版は、コマを縦読みに組み替え、原作とはまた異なる読書体験を目指してフルカラー化した作品。サービス開始時は、増田こうすけ・著『増田こうすけ劇場ギャグマンガ日和』、古舘春一・著『ハイキュー!!』、黒澤R・著『金魚妻』の3作品を掲載。掲載作品数は今後も増えていく予定。

「ジャンプTOON」連載マンガ

(C)ジャンプTOON/集英社
(C)ジャンプTOON/集英社

 「ジャンプTOON」リリース時には28作品のオリジナル作品・タテカラー版作品が連載される。『盾の勇者の成り上がり』のアネコユサギ原作『鎧の令嬢の返り咲き』、斜線堂有紀原作『きみのためのエデン』などオリジナル連載も充実している。

「ジャンプTOON」統括編集長・浅田貴典氏 創刊コメント

「ジャンプっぽさって何ですか?」と聞かれたら、浅田は「変わるのが、ジャンプです」と答えます。

マンガ雑誌だけが購買のメインだった時代、紙の単行本が売れ出した時代、小学生男子のみが読者層だった時代、中学生以上の世代が読み続けるようになった時代、スマホ閲覧・購読が始まった時代、世界中の読者が同時にマンガを楽しむようになった時代。その変化に合わせて、ジャンプグループは、クリエイターと編集者が面白いマンガを作ってきました。

今回、我々は「タテマンガ」に挑戦します。新たな読書体験に、ご期待ください。

「ジャンプTOON」概要

  • サービス名:ジャンプTOON(ジャンプトゥーン)
  • サービス開始日:2024年5月29日(水)
  • URL App StoreGoogle Play
  • 開発:株式会社サイバーエージェント

縦読みマンガ投稿サービス「ジャンプTOON NEXT!」も正式スタート

 「ジャンプTOON」編集部では、「ジャンプTOON」創刊にあわせ、デビューにつながる、縦読みマンガ投稿サービス「ジャンプTOON NEXT!」も正式スタートする。5月22日(水)に募集を開始した「第2回 ジャンプTOON AWARD」に合わせ、作品の先行応募受付を開始していたが、29日の正式スタートからは、応募作品が公開され、漫画賞応募を目的としない作品の投稿も可能になる。

 「ジャンプTOON AWARD」応募作品や「ジャンプTOON NEXT!」の投稿作品から「ジャンプTOON」にデビューする新人漫画家の発掘・育成を目指す。

 「ジャンプTOON NEXT!」は、ウェブブラウザを通じて誰もがオリジナルの縦読みマンガを投稿・公開できる。優秀作品投稿者には、「ジャンプTOON」でのデビューチャンスを多数提供。投稿された作品については、「ジャンプTOON」編集部のスタッフが読み込み、デビューの可能性を感じさせた投稿者には、編集部より直接スカウトの連絡をする。