デル・テクノロジーズは、Dell AI FactoryよるAIデバイスおよびAIインフラストラクチャー ソリューション提供の一環としてAI PCおよびワークステーションの幅広いポートフォリオをさらに拡充する、Qualcomm Snapdragon X EliteおよびSnapdragon X Plusプロセッサーを搭載した5つのCopilot+AI PCを発表した。
NPUを搭載した個人向け、ゲーミング向け、法人向けデバイスがAI PCとして2024年初頭から注目を集めている。Copilot+PCは、さらに上のレベルの画期的なAIエクスペリエンスを提供する。完全に刷新されたこれらの新製品は、卓越したパフォーマンスとバッテリー駆動時間、さらに向上した生産性、強力なセキュリティーにより、AI PCエクスペリエンスを一変させる。
今回発表する新しいノートPC「New XPS 13」、「New Inspiron 14 Plus」、「New Inspiron 14」、「New Latitude 7455」、「New Latitude 5455」(「New Inspiron 14」、「New Latitude 5455」は後日発売予定)は、優れたスピードとAIパフォーマンスを実現するさまざまな個人および法人向けのオプションを提供することでコンピューティングを向上させ、タスクを簡素化する。
カスタムして統合されたQualcomm Oryon CPU、GPU、NPU(ニューラル プロセッシング ユニット)すべてにおいて、ローカルデバイス上でAI処理を行うデル・テクノロジーズの新たなAI PCの主な特徴は次のとおり。
- 画期的なバッテリー寿命により、バッテリー切れを心配せずに検索、作成、通信などをすることが可能。
- 毎秒45テラ演算(TOPS)のNPUにより、AIタスクをより効率的に実行。
- オンデバイスのCopilotを使用して独自のコンテンツを検索すると、瞬時に結果を得ることが可能。インターネット接続やクラウドを気にする必要がないため、業務やエンターテインメント用途において、よりシームレスでアクセスしやすいセキュアなタスクの実行が可能。
高い創造性を一日中維持(XPS / Inspiron)
AI向けに設計された「New XPS 13」は、Snapdragon X Eliteを搭載し、Copilot+を備えた最初のXPS製品。これまでにも優れた機能を備えていた「XPS 13」は、強力なオンデバイスAIを搭載することによってさらなる応答性と優れたスピードを実現し、要求の厳しいワークロードに対応しつつ電源に接続していなくてもクリエイティブな作業を長時間にわたって行えるようになった。「New XPS 13」は、薄型・軽量かつXPSシリーズにおいて最大となる27時間のバッテリー駆動時間を実現し、日常作業における生産性の向上やコンテンツ制作に適している。
「New XPS 13」
Qualcomm Snapdragon X Elite 12コア プロセッサーによって、優れたエクスペリエンスを実現。画期的なバッテリー寿命(最大27時間)により、バッテリー切れを心配せずに検索、作成、通信などをすることが可能。
Qualcomm FastConnectTM Wi-Fi 7の搭載はもちろん、オプションでプラチナシルバー、グラファイト カラーの選択、高精細・高輝度の有機ELディスプレイや最大64GBメモリーの選択が可能。重さ:HD+、QHD+選択の場合、1.19kg / 有機ELの場合 1.17kg
また学生やマルチタスクを行うユーザーは、ニーズに合わせて長時間駆動するバッテリーを搭載した新しいInspironノートPCから選ぶことができる。「New Inspiron 14 Plus」(アイス ブルー)と「Inspiron 14」(グレー)は、どちらも軽量かつ低炭素アルミニウム製でエネルギー効率も高くEPEAT Gold認定を取得している。
「New Inspiron 14 Plus」
Qualcomm Snapdragon X Plusプラットフォームによって、優れたバッテリー駆動時間とより高速で効率的なエクスペリエンスを実現。Qualcomm FastConnectTM Wi-Fi 7、クアッド スピーカーと400ニットの輝度を誇るタッチ式QHD+ディスプレイにより、さらに高品質なビデオおよびオーディオ体験を提供。バッテリー駆動時間:15.5時間、重さ:約1.4kg
「New Inspiron 14」(後日発売予定)
Qualcomm Snapdragon X Plus 8コアまたは10コア プロセッサーによって、音声コマンドやセキュリティーを強化する機械式プライバシー シャッターなどの機能を備えた使いやすいプラットフォームを提供。
比類のない生産性をビジネスユーザーに提供(Latitude)
Qualcomm Snapdragon X Elite 12コア プロセッサーまたはQualcomm Snapdragon Plus 10コア プロセッサーから選択できるCopilot+を搭載したLatitudeシリーズのAI PCは、多忙を極めるビジネスユーザーに画期的なパフォーマンスと優れたバッテリー駆動時間を提供する。充電せずに一日中、効率的かつスムーズに操作できるため、働く場所を選ばずに生産性を維持できる。
「New Latitude 7455」
最長21時間のバッテリー駆動時間を実現し、14インチQHD+タッチ ディスプレイ、AIノイズ リダクション機能を備えたクアッドスピーカー。Qualcomm FastConnectTM Wi-Fi 7、接続性とコラボレーションを向上させる5G(オプション)を搭載したプレミアム AIノートPC。これまででもっとも薄いLatitudeノートPC(2024年5月 デル・テクノロジーズ製品分析にもとづく)として、デスク、外出先いずれにおいても生産性を高めるのに必要なモバイル フォーム ファクター。アルミニウム製シャーシには、リサイクルされた低炭素アルミニウムを使用。
「New Latitude 5455」(後日発売予定)
16:10のFHD+ディスプレイとデュアル スピーカーを備え、メイン ストリームのAIビジネス ノートPCにふさわしいパフォーマンスを発揮。また、ハードウェアとファームウェアのセキュリティーを何層にも重ねることで、サプライ チェーンでの厳格な管理からBIOSレベルに至るまで徹底的に防御し、Latitudeを保護。
デバイスだけでなく、新しいデル・テクノロジーズのImplementation Services for Microsoft Copilotソリューションにより、組織全体でのより効率的な作業方法を迅速に実現し、リスクを軽減し、適切なユーザーがCopilotテクノロジーを完全に導入することが可能。
新しいAIエクスペリエンスで時間を有効に活用
デル・テクノロジーズのCopilot+ PCは、生産性、創造性、コミュニケーションのレベルをさらに向上させる。Snapdragon X シリーズ プラットフォームによるAIエクスペリエンスにより、1日の時間を上手に管理し、最も重要なタスクに集中できるようになる。
Recall
デバイス上で行ったすべての作業を記憶し、クラウドではなくPCに安全に保存するため、中断したところからすばやく簡単に作業を再開することが可能。数週間前に作業していたファイルやアプリケーションであっても、ユーザーが覚えている内容を記述型の自然言語を使用して簡単に検索することで、すぐに作業に戻ることが可能。
Cocreator
記述型の言語とブラシ ストローク(手描きの入力)を組み合わせて生成AI画像の作成が可能。PPTプレゼンテーション用のビジュアルを整えたい場合や、子どもの創造性を引き出したい場合には、リアルタイムの反復処理により思い通りの画像に仕上げることが可能。
Live Captions
ビデオ通話で友人や同僚とよりシームレスなやり取りを楽しめる、ライブまたは事前に録音された音声を44の言語から英語に翻訳する機能を追加。
Windows Studioの新しいエフェクト
照明の調整や通話のコラボレーションを強化するための新しいクリエイティブ フィルターを提供。
Auto Super Resolution
AIを使用してビデオやゲームをリアルタイムでアップスケールし、スムーズなストリーミングとゲーム プレイを実現。
AIに接続するエコシステム
ふたつの新しいキーボードによって、AIエコシステムを完成させることができる。専用のCopilot キーを搭載し、日常のAIコンパニオンであるCopilotに容易にアクセスすることができる。
「Dell Silent Keyboard and Mouse」(KM555)
オープンなオフィス環境に最適。省スペースのコンパクト設計で、静音性の高いタイピング、クリック、スクロール、グライディングを実現し、バッテリー寿命は36か月。
「Dell Wired Collaboration Keyboard」(KB525C)
ZoomおよびMicrosoft Teams向けの有線コラボレーション キーボードであり、マイクのミュート/ミュート解除、ビデオのオン/オフ、画面共有、チャットなど、電話会議中にシームレスなパフォーマンスを実現する専用キーを装備。
企業がAI PCのリフレッシュ計画を進めるなか、デル・テクノロジーズは「回収とリサイクル サービスを通じて持続可能性に関する目標に取り組んでおり、責任を持ってデバイスを廃棄するシームレスで安全な方法を顧客に提供する。また、資産回収サービスの環境影響レポート機能に関して、同社はISO 14000規格に準拠し、動的に更新されるパーソナライズされたリアルタイムのレポートを提供するOEM。