ユーザーの好みや予定に合わせて舞台や展覧会のチケットを毎月届ける「チケットのサブスクrecri」を運営する株式会社recri(レクリ)は、プレシリーズAファーストクローズで1億円の資金調達を実施した。出資者には、NESやユナイテッドをはじめ、複数の個人投資家が名を連ねている。これにより、シードラウンドおよびデットファイナンスを合わせた累計資金調達額は1億6,000万円となる。
資金調達の背景や目的
資金調達の背景
日本では、素晴らしいエンターテイメントや芸術作品が日々生み出され、業界は発展の一途を辿っている。しかし、世間にとって芸術鑑賞の敷居は未だに高く、興行市場には年間数千億円分の空席が存在すると言われている。recriは、新しい顧客との出会いを必要としている“興行主”と、これから芸術鑑賞をしたい“鑑賞初心者”を繋ぎ、需給を最適化する新しいプラットフォームを目指している。
「チケットのサブスクrecri」は、サービスの仕組みづくりや興行主との連携が進み、ユーザー数は急速に拡大している。データを活用した独自のマッチングシステムによる「ユーザーごとにオススメの興行を提案される」という新体験、コストパフォーマンス、趣味習慣としての楽しさが評価され、ユーザー継続率は高い水準を維持している。連携している興行主は、大手エンターテイメント企業・テレビ局・新聞社・劇場・美術館・劇団など多岐にわたる。チケット販売を軸に、recri会員限定の特別体験の実施、データ連携、興行の共同開発など、新しい取り組みにともに挑戦している。
資金調達の目的
今回の資金調達を受けて、次のような領域に注力していく。
- ユーザー数拡大のためのマーケティング施策
- プロダクトのアップデート(機能追加、UI/UXの改善、チケットラインナップの充実)
- 人材採用の強化(開発強化にむけたエンジニア採用、PR関連業務に関わるインターン採用)