GMOモビリティクラウド、自動車業界の事業者向け自社ブランドアプリ制作サービスの提供を開始

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2020/01/20 19:30

 2020年1月に設立されたGMOモビリティクラウドは、GMOクラウドが2017年9月から展開するコネクテッドカー関連事業を引き受け、後付けの車載コネクタ(OBDⅡ)を通じて車両状態の自動解析・遠隔診断が行える自動車向けIoTソリューション「LINKDriveシステム」を提供している。

 GMOモビリティクラウドは、今後成長が見込まれるコネクテッドカー社会において、「人とクルマとお店(事業者)」をつなぎ、安全性・快適性・利便性の向上を促すべく、LINKDrive collaboの提供を開始する。

 LINKDrive collaboは、自動車関連の事業者が自社ブランドのオリジナルカーアプリを作成できるサービス。ユーザー(カーオーナー)が会員登録をし、さらに自動車に専用の車載コネクタ(OBDⅡ)を装着することで、カーオーナーの車両情報(走行距離、走行時間、燃費、車速、エンジンの回転数など)をクラウド上で管理・確認することが可能となる。

 なお、LINKDrive collaboの管理ツールは、導入事業者がすでに利用されている顧客管理システム(CRM)などと連携可能なので、たとえば来店管理システムや車販システムといった、一部の機能を部分的に導入するといったカスタマイズも可能。

特徴1:カーオーナーの自動車のコンディションに合わせたご案内が可能

オリジナルカーアプリの管理ツール上であらかじめ配信条件を指定しておくことで、カーオーナー1人ひとりの自動車のコンディションに合わせたサービスの提案やクーポンの提供といった案内が可能となる。

たとえば「走行距離○Km」といった案内情報の配信条件をあらかいめ設定しておき、会員のカーオーナーがその条件に合うと、自動で設定した案内をアプリに通知することができる。このようにカーオーナーのアプローチを自動かつ最適化し、継続的に実施することで、ユーザーの満足度向上につながることが期待できる。

特徴2:自動車の不調をリアルタイムに確認して、カーオーナーの不安を解消

会員であるカーオーナーが、自動車の不調を感じた際、オリジナルカーアプリから「セルフスキャン」を実施すると、その結果はリアルタイムに事業者へ共有される。事業者は素早いフォローによってカーオーナーの不安の解消に努めることができ、信頼関係の構築に役立つ。

 今後、GMOモビリティクラウドは、LINKDrive、LINKDrive PRO、LINKDrive Air、LINKDrive collaboの4種類の自動車向けIoTソリューションを通じて、メーカー・車種、中古車、輸入車を問わずコネクテッドカー化を推進するとともに、コネクテッドカーによる「カークラウドプラットフォーム」の構築を目指す。

 これにより、カーオーナーに安心でお得なサービスを提供し、自動車の事業者には便利で価値のあるサービスを提供することで、「人とクルマとお店(事業者)」をつなぎ、「安心・安全・便利」なカーライフの実現に努めていく。

 今後GMOモビリティクラウドは、さらにコネクテッドプラットフォームを拡張させ、LINKDriveを利用するカーオーナーに安心でお得なサービスを提供し、自動車の事業者には便利で価値のあるサービスを提供することで、人とクルマとショップがつながる次世代のカーライフの実現を支援していく。