電通総研、新規事業支援プログラム「Future Value Creation Program」開始

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2025/01/24 17:30

 テクノロジーで企業と社会の進化を実現する電通総研は、新規事業の立ち上げを支援するプログラム「Future Value Creation Program(フューチャーバリュークリエイションプログラム)」の提供を開始する。

 本プログラムは、これまで同社が製造業向けに提供してきたものづくり領域の新規事業創出コンサルティングやソリューションを再定義し体系化することで、生活者インサイトの把握から、未来の社会の構想、新規事業創出、事業計画の策定、事業構築・拡大にいたるまで一気通貫で支援する。

背景

 技術の進展や生活者のライフスタイルの多様化により、企業の事業環境は急速に変化している。そのような環境の下、企業が持続的に成長するためには、生活者インサイトを的確に捉え、それらに応える新製品や新サービスを迅速に市場投入し続けなければならない。しかし、企業には「既存ビジネスの範疇でしかアイデアを考えられず思うように成果を上げられない」、「事業性を評価できず投資すべきか判断できない」といった課題が存在する。

「Future Value Creation Program」の概要

 「Future Value Creation Program」は、人のうれしさや心地よさを捉える「感性」とデータの分析や収益モデルを構築する「知性」を掛け合わせ新規事業創出をサポートするプログラム。新規事業創出の専門コンサルタントはもとより、生活者インサイトを調査・分析するデータサイエンティスト、実装を担うシステムエンジニアがチームを組成し、企業の新規事業創出をトータルで支援する。

プログラムの4つのプロセス

方針検討

電通未来事業創研の開発ツール「電通未来曼荼羅」や「電通 未来ファインダー100」を活用し、未来の生活変化を予測。企業が目指すべき事業方向性を策定する。

事業創造

アイデア発想を促進する「K-Matrixアプリケーション」を活用し、短期間で多くのアイデアを発想・評価する。さらに、デザイン思考の「ダブルダイヤモンド」手法で事業アイデアの質を高める。

事業構想

顧客のうれしさ(感性)と、収益モデルの構築(知性)の両立を目指した事業展開を構想する。

事業構築・拡大

迅速なプロトタイプ作成やサービス実装を支援。新規事業を社内外に浸透させるためのブランディング活動や運営体制の構築もサポートする。

 電通総研は今後も、ビジョン構築、アイデア創出、事業具体化、収益予測、PoCサポート、ブランディング、体制構築と様々な側面から、企業の新規事業創出を支援していく。