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ワントゥーテン、アシックスの直営店にて展開する新感覚アクティビティ「DISCOVER. by ASICS」を設計

CreatorZine編集部[著]

2025/06/09 07:30

　ワントゥーテンは、アシックスが西日本最大規模の直営店「ASICS GRAND FRONT OSAKA（アシックスグランフロント大阪）」にて展開する新感覚アクティビティ「DISCOVER. by ASICS（ディスカバー・バイ・アシックス）」において、アシックスのパートナーとして、体験コンセプトの設計から空間設計・演出・デジタルコンテンツ開発・施工・運営までを一貫して手がけた。

　本取り組みは、アシックスの創業哲学「健全な身体に健全な精神があれかし」を表すブランド・スローガン「Sound Mind, Sound Body」を体験として可視化し、その価値を生活者に届けることを目的とした、ブランディング施策の一環。身体を動かすことの楽しさや心へのポジティブな影響を、没入型のインタラクティブ体験を通じて実感できる場を創出している。

テクノロジーとストーリーで、“動きたくなる”衝動を引き出す

　「DISCOVER. by ASICS」は、日常的に運動に馴染みのない人でも、自然と身体を動かしたくなるよう設計された体験型アクティビティ。ワントゥーテンは、構想段階から参画し、アシックスの研究に基づく「心身にポジティブな影響を与える時間＝15分9秒」の導出を起点に、体験の全体構成を設計。最新のセンサー技術、光・音の演出、360度映像によるインタラクション、そしてパーソナライズされた「MY SOUND」や「MY COLOR」などを通じ、参加者1人ひとりが“自分だけの心地よい動き方”を発見する設計とした。

5つの体験エリア

　体験は5つのField（フィールド）で構成され、感情や生活スタイルを分析する「CHECK IN」、心のスイッチを入れる「WARP」、自然に体が動き出す「LIGHT」、動きがアートに昇華する「IMMERSIVE」、そしてASICSのライフスタイルを体感できるギャラリー・ショップへと展開されます。どのフィールドでも、ワントゥーテンの得意とするストーリー設計とテクノロジー表現が融合し、「身体を動かすことの楽しさやよろこび」を呼び覚ます体験を創出しています。

アシックスのブランド・スローガンを、現代の体験デザインで可視化

　本イベントは、アシックスの創業哲学を表すブランド・スローガン「Sound Mind, Sound Body」を、直感的かつ没入的に可視化・体感できる空間として構築されている。企業メッセージの伝達において、言語や説明に依存せず、デジタルアートとテクノロジーを駆使して「Sound Mind, Sound Body」の世界観を感覚的に伝える新たな手法を確立している。

「DISCOVER. by ASICS」の各Fieldについて

1st Field｜自分のココロとつながるウオーミングアップ

1st Field「CHECK IN（チェックイン）」は、体験の出発点として心と向き合う時間を提供する。モニターで感情や生活スタイルを分析し、結果に応じて音や今回の体験の難易度、そして“My COLOR”が個別に設定される。体験全体はこの色に沿って進み、身体の動きを音に変えるためのスマート端末と参加者だけの“MY SOUND”が聞こえるイヤホンを用いて、自分だけのサウンドを奏でる体験を楽しむことができる。

2nd Field｜日常を手放し、ココロのスイッチをONにする

2nd Field「WARP（ワープ）」は、日常の喧騒を遮断し、感覚を研ぎ澄ますための静かな準備のための空間。ここでは、アシックスが掲げるブランド・スローガン「Sound Mind, Sound Body」を、情緒的な映像と音で表現する。言葉による説明ではなく直感的に心に届く光と音の演出によって、これから始まる没入体験への準備を整えることができる。

3rd Field｜光に導かれ、カラダが動き出す

3rd Field「LIGHT（ライト）」は、光とリズムに導かれて自然と身体が動き出す新感覚ステージ。体験者それぞれに付与された“MY COLOR”の光を追いかけたり、踏んだり、触れたりすることで、上半身も含めた全身運動を楽しめる。動きに連動してイヤホンから流れる“MY SOUND”も変化し、音の変化を感じながら、身体を動かすことの心地よさや楽しさを体感できる。

4th Field｜動きがアートになる、没入のクライマックス

4th Field「IMMERSIVE（イマーシブ）」は、360度の映像と音に包まれる、没入型インタラクティブ体験。人感センサーと連動した360度の映像プロジェクターにより、参加者の動きに応じてリアルタイムに映像と音が変化する。粒子状アバターとの対話から始まり、11種類の中からランダムに選ばれた3つのゲームに挑戦。フィナーレでは参加者全員が空間を動き回ることで創り出される、その日その回限りのデジタルアートが完成する。