電通デジタルは、電通と共同開発したAI判定モデルを実装する独自の購買証明ソリューション「SCAN DA CAN(スキャン ダ カン)」を刷新した。クライアント企業の多様な課題に応えるべく、AI・テクノロジー関連企業4社(ユニークビジョン、ライフログテクノロジー、セガ エックスディー、SUSHI TOP MARKETING)が提供するサービスと連携し、デジタル販促施策に対応するプランや、食べ合わせの食事分析機能などを新たにリリースした。

「SCAN DA CAN」は、缶などの容器や商品パッケージをスマートフォンで撮影するだけで、キャンペーン応募が完了する販促ソリューション。従来のレシートアップロードやシール郵送に比べ、ユーザー負荷を軽減する。
今回、AI精度の改善のほか、AI・テクノロジー関連企業4社とのサービス連携により、多様化するキャンペーンへの対応や顧客体験の向上を図る4つのアップデートをおこなった。
スピードとコストを両立する新プラン「SCAN DA Light」提供開始
「容器特有の個体値」に基づきAI判定するユニーク判定と、商品ブランドの判定の両方を搭載。キャンペーンサイトや演出をフルカスタムで設計可能な「SCAN DA Premium」と、ブランド判定のみを搭載した「SCAN DA Brand」の2プランに加え、新たに「SCAN DA Light」の提供を開始した。ユニークビジョンが提供する「Belugaキャンペーン」のテンプレートを活用することで、キービジュアル、画像、テキスト、背景色などをカスタマイズでき、従来よりも短期間かつ低コストでキャンペーンを展開することができる。
健康管理アプリ「カロミル」との連携で商品の消費実態を分析
ライフログテクノロジーが提供する健康管理アプリ「カロミル」の画像解析AIとの連携を開始。撮影時に背景に映る食事内容をAIが解析することで食べ合わせを判別し、商品の消費実態をより高精度に把握できる。また、分析データを活用することで、棚づくりやキャンペーンにも応用が可能だ。
「GameBox」による、オリジナルゲームを活用した生活者のエンゲージメントを高める販促施策の実現
セガ エックスディーが提供するCRM向けゲーミフィケーションサービス「GameBox」を利用することにより、制作費を抑えながらクオリティの高いオリジナルゲームを組み込んだキャンペーンが可能に。ユーザー参加型体験を軸に、生活者のエンゲージメントや応募者のロイヤルティ向上を図る。
デジタルスタンプ(NFT)を活用したファン体験を可視化・蓄積するロイヤルティプログラムの提供
SUSHI TOP MARKETINGのサービスと連携し、キャンペーン応募に応じてデジタルスタンプ(NFT)を付与するロイヤルティプログラムを展開。ファンが自ら関与・回遊したくなるような継続的な関係性を構築する。さらに、各体験やアクションの履歴をブロックチェーン上に蓄積することで、ファン行動を可視化し、中長期的なファン関係の構築を目指す。