全国に109店舗、海外に2店舗を展開するフラワーショップ「青山フラワーマーケット」と、空間デザインブランド「パーカーズ」の経営母体であるパーク・コーポレーションは、茨城県石岡市「茨城県フラワーパーク」のリニューアルに際し、石岡市産業文化事業団とともに指定管理者として、プロジェクトに参画し、企画・デザイン・運営に携わっていくことを発表した。オープンは2021年4月下旬を予定している。
今まで「見る(鑑賞)」だけだった茨城県フラワーパークを、「香る」「聴く」「触る」「味わう」といった要素を加え、五感に訴える施設へと変貌させるために、これまで青山フラワーマーケットが培った花屋の感性と、パーカーズのデザイン性を最大限に発揮し、プロジェクトを推進していく。同園はリニューアル工事にともない、2020年6月22日から休園し、来年4月下旬のオープンを予定している。
また、同園に隣接する「石岡市ふれあいの森」も合わせてリニューアルを予定。豊かな自然を生かし、森を様々な方法で体験できるような仕掛けづくり、宿泊施設やグランピングサイトなども整備し、滞在型観光施設を目指す。
なお名称は「いばらきフラワーパーク」に変更。県花であるバラの印象を強めるとともに、インバウンドの需要も見越し、英語表記でのわかりやすさも意識した。ロゴはバラをモチーフに、四季を通じて楽しんでいただけるように春夏秋冬の頭文字(SSAW)を組み合わせた。
同園は、古いバラを2020年以降に育種された新品種のバラに植え替えたり、無農薬でのバラの育成に取り組んだりと、さらにバラの魅力を前面に押し出していく。その中でも目玉となるのは、同園オリジナルの新品種のバラ。リニューアルオープン時に披露される。