ヤフー・イオン九州・ソフトバンク、即時配達サービス「PayPayダッシュ」実証実験を天神エリア限定で開始

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2020/03/13 10:40

 ヤフー(以下、Yahoo! JAPAN)とイオン九州は、即時配達サービス「PayPayダッシュ(※1)」の実証実験を、2020年3月16日から開始する。本実証実験は福岡県天神エリア限定で、イオンショッパーズ福岡店の約150種類の商品を、注文から最短30分(※2)で自転車にて配達するもの。PayPayダッシュのアプリ(iOS版・Android版)の提供を開始する。

 本実証実験は、物流分野においてイオン九州と、ソフトバンクやそのグループ企業が連携する施策の第2弾として実施。第1弾として、イオン九州とラストワンマイル配送の実証実験を行ったソフトバンクは、本実証実験において、オンラインとオフラインを結ぶ配達サービスを、実店舗でのオペレーションに実装するノウハウを提供する。

 本実証実験では、ユーザーはPayPayダッシュのアプリ上で配達先を指定して、お弁当やパン、飲料、お菓子などの商品を注文すると、最短30分で商品を受け取ることができる。PayPayダッシュの配達員は注文を受けた後、店舗で該当商品をピックアップし、自転車で商品を配達先に届ける。支払いは、商品受け取り時にユーザーのPayPayアプリ上で行うPayPay決済、または商品注文時にPayPayダッシュのアプリ上で行うクレジットカード決済のいずれかを選択できる。

 PayPayダッシュは、共働き世帯や高齢者など、実店舗まで日用品を購入しに行くことに不便や苦労を感じるユーザーの課題を解決できる。また、インターネット通販の課題である注文から配達までにかかる日数を気にせずに買い物ができ、「いますぐ欲しい」というニーズに応えることが可能。対象エリア内であれば、自宅以外の配達先も指定できるため、勤務先での飲料やお菓子の調達などあらゆるシーンで利用が可能。

 Yahoo! JAPANとイオン九州は本実証実験により、実店舗から配達先のラストワンマイルの即時配達ニーズを把握するとともに、今後の取扱商品の拡大や、ほかの地域での展開を検討し、さらなる買い物体験の向上に努めていく。また、産業のデジタル化による社会課題解決を目指す取り組みの一環として物流分野のデジタルトランスフォーメーション(DX)に注力するソフトバンクと連携しながら、ICT(情報通信技術)による物流の効率化に向けた協業を、今後も継続的に検討していく。

  • ※1:PayPayダッシュのサービスおよびアプリの提供元は、Yahoo! JAPANとなる。
  • ※2:配送時間は目安です。最短30分~1時間程度を見込んでいる。

本実証実験概要

実施期間

2020年3月16日~終了時期未定(なお実証実験のため早期に終了する可能性もある)

対象エリア

福岡県西鉄福岡(天神)駅付近の一部地域

サービスの流れ

  1. PayPayダッシュアプリ(iOS版・Android版)をインストール。
  2. PayPayダッシュアプリ上で商品を注文し、決済を行う。
  3. 配達員が注文情報を受領する。
  4. 配達員が店舗にて商品をピックアップ。
  5. 配達員が自転車で指定の配達先に商品を届ける。

取扱商品

お弁当、おにぎり、パン、カップ麺、飲料、お菓子、調味料など、約150種類。

送料

2020年3月16日~3月31日の期間は無料。4月1日以降は注文状況などによって変動。

最低注文金額

700円~2,000円。注文状況などによって変動。