GMOインターネットグループにおいて動画のマーケティングに特化した事業を展開するGMOプレイアドは、インターネットリサーチ事業を展開するGMOリサーチと共同で、感情取得技術(特許出願中)を取り入れた動画検証ツール「PlayAds(プレイアズ) byGMO(以下、PlayAds)」を開発し、提供を開始する。
GMOプレイアドは、GMOアドパートナーズの連結企業群で、総合インターネット広告代理事業を展開するGMO NIKKOが2018年に立ち上げた、動画を活用した企業のマーケティング支援に強みを持つ会社。
PlayAdsでは、GMOリサーチの提供するリサーチパネル「JAPAN Cloud Panel」を活用して動画に関するモニター調査をセグメント別に実施でき、「動画クリエイティブの評価」に関する精確なデータを取得することができる。
GMOプレイアドは、企業向けに動画のプランニングを行うとともに、PlayAdsを提供することで、広告主や代理店、制作会社のターゲットに刺さる動画クリエイティブの制作を支援し、需要の高まる動画の“供給量”と“供給精度”の向上に努めていく。
PlayAdsでは、動画に関するモニター調査をセグメント別に実施し、動画クリエイティブの評価に関する精確なデータを取得するサービス。これにより、見えづらい動画閲覧者の消費者行動モデル「刺激→反応→行動」の各過程における、閲覧者の「反応(感情や理性)」を可視化することができる。
たとえば、ビデオコンテ(動画案)の段階でABテストを行うといった活用も可能。試験的にサービスを利用している企業からは、撮影や編集に取りかかる際のあいまいな意思決定を防ぎ、制作工数の削減に活用できるという評価が寄せられている。
特徴1:国内初の感情取得技術(特許出願中)
モニターに対してPlayAdsに取り込んだ動画を配信し、動画に重なって表示されるふたつのボタンが各ポイントで押されることにより1秒ごとの心理レポートが取得でき、管理画面上で数値として可視化することができる感情取得技術を導入している。これにより、可視化しづらい動画の閲覧者(調査対象)の反応を毎秒単位で定量的に取得することができ、動画ごとに閲覧者への影響力を比較することが可能となる。
特徴2:調査対象者を自由にカスタマイズ(※)
JAPAN Cloud Panelが持つ1,795万人以上のモニターの中から、調査対象をセグメント別(年齢層や居住地、性別など)に抽出し、調査を行うことが可能。これにより、動画に対する反応を、これらセグメントごとに把握することができる。また、調査対象に自社社員や自社商品のロイヤルユーザーといった自社独自のオリジナルパネルも登録することが可能。
たとえばリリース前のサービスの動画など、機密性を重視する場合は、調査対象を自社社員に設定して動画の検証を行うといったこともできる。
※:利用のプランによって連携できるパネルや登録上限人数は異なる。
特徴3:最短翌営業日に結果の出力が可能
完全セルフサービス型のため、動画アップロード後は最短で翌営業日に調査結果を出力することができる。タイトになりがちな動画の制作工程に応じて、調査期間を調整することが可能。