ホスピタリティ・チェーンのOYO Hotels & Homesとソフトバンクグループの合弁会社であるOYO Hotels Japan(以下、OYO Hotels」)は、同社が日本で独自に設立した新ブランド「OYO Ryokan(オヨ リョカン)」事業を日本全国への展開を開始した。また、加盟旅館の総客室数が合計1,000室を突破したことを同時に発表する。
OYO Hotels Japan オペレーティング・パートナーのプラスン・チョードリー氏は、「”OYO Ryokan” を通じて、旅館にあまり馴染みのない若い方や、世界中の旅行者の皆様に日本の素晴らしい旅館とその地域の魅力を体験していただけることを願っています」とコメントしている。
今後も日本全国の加盟旅館とのパートナーシップを拡大および強化し、より多くのユーザーに日本の伝統的な文化である旅館の魅力を発信・提供していくとともに、日本の施設オーナーへさらなるビジネスの機会を提供していくことを目指す。
「OYO Ryokan」のコンセプト
ブランド
OYO Ryokanは、古きを蘇らせ、OYO流のスタイルによって再生させる、新しい「旅館」の形。伝統的でありながら、気軽に楽しめる滞在を求めるユーザーに、伝統とファッション、楽しさをもたらす。
ロゴ
日本の伝統的な装飾である「水引」をモチーフとし、「OYO」の“O”と“Y”を内包したデザイン。3つの線が結ばれていく形状で、「人」「地域」「文化」がつながる絆を表現している。ロゴカラーには、江戸時代に “粋”な色として、美意識のある庶民の間で大流行した日本の伝統色「梅鼠 (うめねずみ)」を採用している。
コンセプト
OYO Ryokanは、伝統的な日本のおもてなしの象徴として旅館の女将をコンセプトとしている。施設やサービスの随所に織り込まれた、伝統的かつ現代的でスマートさを表す「粋」な感覚、日本独自のホスピタリティ精神を表す「おもてなし」、そして伝統に対する理解を深める「繋がり」を通じて、女将というコンセプトを体現していく。
オリジナルアイテム
OYO Ryokanでは、独自にデザインされた、伝統的で革新的な家具や什器が宿泊者を迎える。(施設により、導入されていないアイテムがある場合もある)
ふとんソファ
布団とソファが一体となった“ふとんソファ”を使用することで、幅広い世代、国籍の宿泊者でもリラックスした気分で和室の雰囲気を楽しむことができるとともに、ひとつの家具で多くの使いかたができ省スペースにもなる。
屋台バー
「旅館を通じて、人々が日本文化や地域への理解をより深めることができるように」という願いを込めて、人と人、人と文化、人と地域を結ぶ、“集いの場所”としての屋台バーを設置。その旅館で働くスタッフが店主となる。また、屋台バーでその土地のお酒や名物を提供することで、地域の魅力を発信する場にもすることができる。