セプテーニは、この度、東京大学 大学院情報理工学系研究科 山崎俊彦准教授の研究室(以下、山崎研究室)との共同研究のもと、ディープラーニングを活用した広告クリエイティブのソリューションツール「Odd-AI(オッド アイ)」を開発し、運用を開始した。
セプテーニではこれまで、山崎研究室と共同で広告クリエイティブに関する広告効果の事前予測、改善案の提案、制作サポートの実現を目指し研究に取り組んできた。
この研究のもと開発した「Odd-AI」は、セプテーニが保有する運用型広告の配信実績をもとに、ディープラーニングを活用し広告クリエイティブのソリューションを提供するツールである。
第1弾として、新たに制作した広告クリエイティブのCTR(Click Through Rate:クリック率)を事前に予測する機能を搭載。予測にあたっては、画像データに加え、テキスト、ターゲティング種別、季節性などのデータを活用して予測精度を向上させている。これにより多数の広告クリエイティブの配信検証プロセスを省略でき、配信開始時から広告効果の高いクリエイティブを優先的に選択することが可能となる。
また、セプテーニ・オリジナルが開発するソーシャル広告の運用最適化ツール「PYXIS」とも連携しており、Odd-AIが予測した広告クリエイティブを、PYXISを通じてCTRの高い順に掲載するとともに、広告配信後の精査および運用まで自動的に行うことができる。
現在はFacebook、Instagramにおける運用型広告に対応しており、順次、ヤフーやLINE、Twitterなど対応媒体を増やしていくとともに、動画広告における再生完了率といった予測対象指標を追加していく。