野村総研とフラー社、スマホアプリのユーザー属性分析サービスを開発 エリアごとにアプリ利用の特徴を抽出

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2020/12/04 06:00

 野村総合研究所(以下、NRI)はフラーと、スマートフォンアプリを利用した新たなマーケティングサービスを共同で開発・提供することに合意した。同サービスは、フラーが保有するアプリの利用情報とNRIが保有する地域情報を統合分析することにより、アプリユーザーの属性情報を統計的に推定するもの。エリアごとにアプリ利用の特徴を抽出できる点が特徴だという。

 フラーは、スマートフォンアプリのユーザー数の情報を独自に収集し、この情報をベースにアプリの使われ方の分析支援を行う事業「App Ape」を展開。NRIは、全国の丁目別に推計した金融資産やリフォーム潜在需要などの独自推計データベースを作成し、コンサルティングにおける活用やデータ販売などのサービス「Market Translator」を展開している。

 今回の新たなマーケティングサービスでは、フラーが持つアプリの実ユーザー数データとNRIの地域情報(エリアタイプデータ)を統合して分析することにより、アプリのユーザー属性を統計的に推定し、マーケティングに活用できる。同サービスは、フラー社が提供するアプリ市場分析サービスApp Apeのα版機能として公開し、サービス内容の高度化を図りつつ2021年4月を目処に有償サービスを展開する予定だという。