アイティメディアと博報堂プロダクツ、事業連携開始 拡大するデジタルイベント市場を共同開拓

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2020/12/15 07:00

 アイティメディアは博報堂プロダクツとデジタルイベント事業領域における事業連携について、本格的にスタートした。同連携により両社は、コロナ禍をきっかけに拡大するデジタルイベント市場に対し、共同で開拓を図る。

 新型コロナウイルス感染拡大により、企業の活動にも多くの制限が発生しているが、一部の企業においてはこれを前向きなきっかけとしてデジタルトランスフォーメーションを進めることで、このような環境下でも減速を起こさない、攻めの経営が行われている。

 B2Bマーケティングの領域におけるもっとも端的な取り組みがオンラインで完結するデジタルイベント。多くの企業がデジタルイベントを活用することでマーケティング活動の継続を図っている。今ではコロナ禍以前には考えられなかった質・量のデジタルイベントが開催されており、時間的、物理的に情報収集の機会が限られていた来場者にとっても意義の大きいデジタルトランスフォーメーションが進んでいるという。

 アイティメディアは、インターネット専業のメディア企業であり、2009年よりデジタルイベント事業に取り組んでいる。

 博報堂プロダクツは、そのアイティメディアのプラットフォームに対して、これまでに培ってきたビジネスイベントにおけるハイクオリティな企画・制作・運営能力や、ビジネス効果を最大化するためのリードマネジメントを提供することで、さらに成果を生み出すデジタルイベントの開催を支援していく。

 今回の連携では、両社のノウハウを組み合わせることで、双方がそれぞれの顧客企業への提案能力を向上させることが可能に。具体的には、共同で次のような取り組みを進めていくとのこと。

博報堂プロダクツの顧客企業向け:

 アイティメディアがデジタルイベントプラットフォームおよびコンサルティングを提供。アイティメディアが有する、運営メディア群を活用した告知・集客支援などを実施。

アイティメディアの顧客企業向け:

 博報堂プロダクツが高度なデジタルイベントの企画・制作・運営サービス、およびデジタルイベントを起点としたリードマネジメントの提供。

 同連携により、2020年10⽉29、30⽇に開催された「SoftBank World 2020」をはじめ、すでに複数のデジタルイベントの共同支援を実施・進行している。同事業連携を機に、地方自治体などデジタルイベントの開催ニーズの高い業界別のパッケージ商品などを共同で開発・販売するなど、成長市場の開拓を図っていく考え。